吉賀谷の両刃の剣は、 日本語教師をしていたときから少しも変わっていなかった。非常にまじめな先生だという
評判と、 女癖が悪いという噂が錯綜して、 どちらがほんとうの姿なのか、 誰にも掴めなかったのだ。女性の評判
はほとんど一〇〇%良好だったから、 男性の評価が落ちるのには嫉妬も含まれてのことだろうと判断する向きも
あった。
日本語学校では、 高度な日本語教育とともに、 しっかりと皇国史観を生徒に植え付けることを、 誠実に実行した
から、 吉賀谷先生ほど立派な教師は、 オカモト コンドーム 激安 価格 なかなか得られるものではない、 という評判を勝ち取っていたのだ。
その評判の裏側で、 女生徒にいたずらしたり、 生徒の母親を篭絡して、 性関係を持ったりしていたのだが、 強姦 オカモト コンドーム 袋
したわけではなく、 相手が納得ずくの和姦だったから、 表沙汰になったことはなく、 女を利用して大金を詐取し
、 その夫から警察に訴えられたときでも、 女たちの力で放免され、 日本人社会から締め出されるようなことはな
かった。
形而上の言説と、 形而下の行動という次元の違う領域を、 ひとつの生活のなかで両立させることには平気だった
し、 巧く使い分けることができたのだ。
いや、 彼は、 それを意識的にしようと考えてはいなかった。彼にとって、 それは自然な感情の発露であり、 ぎこ
ちなさの無い行動様式として実行できたのだ。
しかし、 柳子には、 オカモトの極薄 吉賀谷の言動が衒ったり阿たりという意識的なものに視えたから、 それが気味悪く感じられ
、 なるべく距離を保っていたほうがいいだろう、 と考えた。
柳子自身が、 男性的ながさつさともいえる性格のせいで、 軍事訓練などを観るのが好きだった少女のころからの
延長で、 アラモ時代にも竹刀を振り回していたくらいだったから、 この集団生活に入ってきて、 もっとも関心を
勁く持ったのは、 広場で行われる身体の鍛練だった。
そんな柳子のところに、 雨宮が、 憤懣遣る方ないといった表情を見せて言ったことが、 一時的に吉賀谷を見直し
てみようと考えはじめていたことを押し崩し、 また元の木阿弥にして、 以前に抱いた疑惑を再燃させた。
吉賀谷が、 妻や娘が同居している同じ屋根の下で、 吉田孝吉の妻良子と肉体関係を持っているばかりではなく、
ロンドリーナで懇ろになった馬野春江との関係もつづけている、 というのだった。
へえぇ、 オカモトコンドーム003 それでよく事務所のなかの平穏を保っておられるわねぇ
柳子が呆れたのは、 それだけではなく、 吉賀谷を中心にして、 女たちが鎬を削る嫉妬心を剥き出しにするのでは
なく、 偉大なる教祖に仕えるという共同意識があって、 三人の女たちは仲良く吉賀谷の周辺で立ち働いていると
いうのだ。
柳子にも、 雨宮にも、 信じられないことだったが、 これが宗教的なカリスマ性というものなのかもしれない、 と
話し合って納得するしか、 ほかに考えようもなかった。
いや、 雨宮が頬を膨らませ、 口を尖らせて柳子のところに注進に及んだのは、 三人の女たちと吉賀谷の、 乱れた
関係ではなかったのだ。その話は、 雨宮の話の前置詞に過ぎなかった。
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