新聞記者ですぅ
と柳子は弾んだ声で言って、 晴れ晴れとした気分になる。彼女はそれを訊ねてくれるのを待っていたのだ 福源春カプセル
。だから柳子は間髪を入れずに応えたのだ。
そうかあ、 内藤さんの叔父さんも東京で新聞記者をしていたのか。じゃあ柳子さんが新聞社で働くことを
考えつづけていたっていうのは、 血筋なんだね
川俣がそう言ってくれたので、 柳子は有頂天になった。
血筋ということもあると思いますけどぉ、 県人性もあるんじゃないですかぁ。岡山の人は警察官とか学校
の先生になりたがるとかぁ。岩手県とか山口県の人は政治家になりたがるとかぁ
はははははあ、 いろいろ知っているんだ。ぼくは、 内藤さんが安西くんのところで働くようになってから
、 ずっと気をつけて観察させてもらっていたんだけど、 あんたは山出しの娘さんじゃないと惟っていたんだ
。てきぱきとした身のこなしなど、 いかにも都会で働くのに適した女性だと感じてね。ぼくの眼に狂いはな
かったんだ。東京で新聞記者をしている叔父さんのところから学校に通っていたから都会的センスが身につ
いていたんだろうし、 その叔父さんの感化を受けていたから、 あんた自身の身に合う場所に流れ着いたんだ
と思うなあ。それならいっそう朴念仁の安西くんの秘書をしているより、 ぼくの秘書をしてもらったほうが
適任じゃなかったのかなあと思っていたことも、 単なる我田引水じゃなかったことになるよ
柳子を褒める川俣の褒め方もスマートで、 安西のような武骨でぎこちない感じはなかったから、 神の蟻王 柳子はうれ
しさのあまり陶然となってしまい、 それが川俣の誘惑の手始めだとは気づかなかった。
もう二十九歳にもなってまだ独身であり、 家出してきた女の過去が、 ただ新聞記者の叔父の感化を受けて、
子どものときから新聞記者になるのが夢だったという理由だけの、 単純なものであるはずはないだろう、 と
川俣二郎は惟っていたのだ。
川俣は、 ジャーナリストの卵のときから女遍歴も豊富だったから、 柳子がすでに処女であろうはずはないと
見抜いていたし、 顔や上半身の男っぽさとはアンバランスな下半身の豊かさから、 相当に男遊びをしてきた
のではないのかと感じていたのだ。
それが川俣に幻滅を与えるのではなく、 そうならば、 そうで、 容易にこちらの誘惑にも乗ってくるだろうし
、 終極痩身カプセル 男 女の機微も心得ていて、 催淫カプセル 面倒を起すようなこともないだろう、 と計算していた。
そういうことからも、 柳子に勁い関心を持っていたのだ。もう娘とはいえない年齢の、 すでに男を知ってい
るだろうと推察できる女性の、 経験してきた過去を知りたいと思ったし、 それを知るためには、 同衾するの
がもっとも早道だし、 深奥も探れるのだ、 と。
川俣が柳子にやさしくする動機が、 不純ではないところから入ってきて、 不純な結果を想像していることま
では知らない柳子だから、 受け答えがいかにも爽やかだった。
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