2012年1月4日星期三

オカモト コンドーム 享楽心も、 同量で

吉賀谷を信奉して、 絶対服従を怠らない雨宮が、 みずからの利益のために動くような人物ではないと信じていた
柳子だったから、 雨宮という濾過機を通ってくる吉賀谷の行動を、 柳子は誤って判断したのだろう。
いろいろと個人的な感情の拘りを横に措けば、 規律正しくしなければ混乱を起こす集団生活の在り方は、 イーリーシン 小学校
から女学校までの、 女だからと許されない、 時間的に区切られた学校生活に慣れてきた経験が柳子にはあったか
ら、 その当時のことを懐かしみながら、 鬱屈していた気持ちはセックスすることによって、 身体的な弾みを取り
戻すしかしようがないだろうと思った。
個人の意見を尊ぶよりも、 全体的意見に従う習性の在る日本人には、 自分自身の思惑よりも全体的な流れに身を
任すほうが安心しておられることもあった。
吉賀谷個人に対する信頼度は薄くても、 彼を指導者として、 この共同生活に勤しんでいる者たちは、 みな善良な
日本国民であり、 一様に天皇陛下を神と仰いで、 滅私奉公することに嬉々としているのだから、 ウェイカワン 在庫 それに口を挟む
謂れはなかったのだ。
この集団のなかでは、 男性でも、 高等教育を受けているものは、 元日本語学校の教師だった吉賀谷義雄と、 日本
の師範学校出の林克人と、 農業専門学校と経理学校を出た内藤龍一だけで、 女性では、 女学校まで行った安西柳
子のほかにはいなかったのだから、 それが一つの矜持になって、 教え込まれたままの大まかな皇国史観を金科玉 エキサイト
条としている無辜の民を軽蔑することはなかった。
しかし教養の有無は自然に現われるから、 男女を問わず、 教養のあるものには一歩退がって接する風潮があった

それを鼻にかけて振舞ったわけではなかったが、 柳子は、 異質な存在と見られ、 どうしても女たちから敬して遠
ざけられるようになってしまう。
だから柳子も、 無理に女たちのなかに入ってゆこうとせず、 吉賀谷という男の観察に神経を傾ける。
吉賀谷は、 男性隊員たちに向かっては、 非常に冷酷な、 容赦の無い命令を下して、 厳格な指導者だという印象を
与え、 恐怖感を伴った服従を強いたが、 女性に対しては、 まるで同じ人間だと惟えないほどに豹変して、 甘い丁
寧な言葉づかいで、 ねちねちと言う。
明らかに、 女を篭絡して、 巧くゆけば抱き込んでしまおうという魂胆が、 男性たちには視えるのだが、 女性には
そう視えないのか、 先生は自分だけに優しくしてくれるとでも錯覚するのか、 蛇から睨まれた蛙のように竦んで
しまい、 従順になる。
同じ方法で柳子にも接してくるのだが、 女性にしては強持てのする理屈っぽい相手なのは先刻承知していたから
、 ほかの女たちよりもいっそう用心しながら接近してくるのが、 柳子にはわかった。
安西柳子が、 吉賀谷義雄を、 非常に危険な人物だと意識しながら、 危険な対象によりいっそう興味を持つ性癖で
、 この男性の内面を知りたいと惟っているように、 吉賀谷のほうも、 安西柳子という女性に非常な関心を抱くの
は、 寄りつき難い教養の在る対象を、 陥落させることにいっそうの興味をそそられるからだったが、 ロンドリー
ナで彼女を抱く機会に恵まれ、 互いが互いのセックスには満足できても、 なおも互いの不明な部分が残っていて
、 まだまだみずからの好奇心は満足する域にまで達していなかったのだ。
彼が、 安西浩一を、 テロを画策している危険人物だ、 と警察に密告したのも、 あわよくば安西をアンシェッタ島
に送り込み、 社会から葬り去ったあとで、 柳子も愛人の一人に加えると、 ほかの愛人にはない聡明さによって、
桜組挺身隊がいっそう巧く推進されていくだろう、 と甘い陰謀を、 心の片隅に持っていたからでもあった。
吉賀谷義雄の精神には、 天皇教を信奉する誠心さも間違いなくあり、 同時に女性との退廃的生活を獲たいと思う オカモト コンドーム
享楽心も、 同量で存在していたのだが、 柳子の奔放な性質が、 俺の気質と同質のものだ、 とわかったほど、 ロン
ドリーナでは何度も睦み合ったのだから。

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