貰うと好都合だと思って、 殺し屋を雇って津田を殺害したら、 悲しむどころか強盗に殺されてちょうどよかっ
たとほざいた怖い女なのだ。
ついこのあいだ、 娘に俺との関係を白状させて、 親子丼を食べてくれと母娘が全裸になって抱きついてきた
のを、 邪険に振り払って抱かなかったのを恨んでいるのはわかっていたが、 まさかふたりでここから逃げ出した
とは思えなかった。
前に住んでいた家はもう売り払ってしまったのだし、 誰のところに。ああ亡父の親戚がスザノにいると言ってい
たなあ、 そこにでも転がり込むつもりだろうか。まあ、 いい。あとなど追うものか、 と思いながら食堂に戻って
くる。
しかし、 吉賀谷自身が人妻を盗むのを趣味にしてきた男だから、 同じ事を誰かほかの男がして、 俺は知らぬ間
にコキューにされていたのだろうかと考えて、 疑心暗鬼がむらむらと沸き起こってくる。
蔦子と花江の母娘を誘惑して、 連れ去る男などこの隊内にいるとは考えられなかった。ちょっと買い物にと
街に出て行ったときにでも逢瀬を楽しんでいた男がいたのだろうか、 と考えると、 かつて感じたことのなかった
嫉妬の情に、 ぎゅっ、 と心臓を鷲掴みに握り締められたように、 胸のなかが痛んだ。
どこの男が蔦子を奪ったのか、 と想像して、 姿のない男に嫉妬する。
なんということか、 俺がどこかの姿のない男に嫉妬するなどとは。そんなばかなことが発生するということがあ
っていいのか、 あるはずはない。そう思っても、 このきりきり錐で心臓を揉まれるような痛さが嫉妬以外の感情 潤滑ゼリー
であるはずはないと自覚して、 超能持久 それが頭のなかを熱くした。
そして熱くなった頭がすぐ、 急激に冷却されてきて、 脳髄が抜けていって、 眩暈が起こった。頭骸骨のなかで混
乱が生ずると、 立っておれなくなって、 カンガルー精 壁に寄りかかる。
ああ、 まだ逃げたと定まったわけではない、 もう少し様子を見てからでいい、 早漏防止クリーム とみずからの自信喪失を否定す
ることで、 立ち直ろうとしたが自信が持てず、 ひょっと思いついて、 手提げ金庫を隠してあったところを覗きに
ゆくと、 それがなかった。
ここ以外に隠すところはないし、 隠し違えることなどないのだ。ここに手提げ金庫を隠してあるのを知っている
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