そして、 ディゴ.サイジョウザイ 外見からはわからない性的魅力を探り当て、 それを敬一が惹き出し、 柳子を女として仕上げていた
のだが、 柳子自身はその自覚がなく、 外見的に女性的な魅力などなくても、 知性的な魅力があれば、 それに
惹きつけられる男性もいるのだ、 と石上長太郎から誤った認識をさせられていたのだ。
しかし、 石上と仲代のふたりの男が、 射精する寸前に放つ、 泣き叫ぶような声は、 知性などとは関係のない
ものとしか思えなかった。
そして、 その快感が、 妻や愛人を捨ててでもわたしとの肉体関係を継続したいらしいとわかったのは、 ふた
りの男が、 同じように照子とのあいだに亀裂を生じ、 あの環境から去らなければならなくなったから、 その
深奥を探り取ることはできなかったのだが。
石上は、 もう若くはなかったのに、 あんたを視ていると、 若いときの血が蘇えってくるんだと言って、
肉体的な魅力の権化みたいな照子夫人を裏切り、 柳子が知性の魅力だけではなく肉体的にも魅力があったこ
とを口走り、 頂九天 妻に睡眠薬を飲ませてまで、 溺れ込んできたのだ。
川俣社長が、 柳子をときどき夕食に誘うようになったのも、 柳子の女らしさに惹かれてではなく、 彼女の言
う中性的な肉体と、 そのなかに醸成されてきた知性の珍種を味見したいという、 蒼蝿水 FLY D5 変態的な性欲からだったが
、 もう処女ではないだろうと想った通り、
特設教室で、 今夜の社会探訪のお浚いをしよう
とホテルの一室に誘うと、 疑義を挟むこともなく、 素直についてきた。
部屋に入ってすぐ抱き寄せてキスをすると、 抵抗するどころか、
わたし、 脱ぎます
と川俣が服を脱ぐのと競争するように、 蒙古金丹 全裸になった。
柳子の耀くばかりの、 陶磁器を思わせる滑らかな光を放つ無毛の肌に、 川俣が、
おお
と思わず感歎の声を放つ。
こんな肉体的に魅力のないわたしでも、 社長はいいんですか
柳子が、 ことさら乳房の膨らみのない胸を押し出すようにすると、
ああ、 その社長は、 いまなしにしようよ。こんなときは、 ただの男と女でいいんだ
川俣はそう言ったけれど、 どう言い逃れをしても、 会社の社長から社員が誘われて拒否するということは
、 職場を失う危険性を伴うのだ。
それを意識しようが、 しまいが、 女のほうは弄ばれることになる社会的ハンディキャップは避けられないだ
ろう、 とすでに柳子は計算していた。
柳子は、 日本語塾でも、 それを逆用してきたのだ。
だから石上は、 う・ろ・た・え・て責任転嫁を図り、 千田に救いを求めたのだ。
柳子は意識して、 それを口にはしなかったけれど。
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