2011年11月24日星期四

性感染症 ぐるりを見る

茂は理不尽な黒人たちの行為に、 抗議をしたが、 その口に、 したたかに土を舐めさせられただけだった。
茂の異変に気づいたタツや秋子や夏子や春雄も、 エンシャーダを放り出して、 コーヒー樹のあいだから出てきて、
「なにしはりますねん、 ダイエット やめとくれやす」
とタツが抗議し、
「やめてえ」
「やめろ、 やめろ」
と秋子や春雄が口々に叫び、 小さい子らは泣き出す騒ぎ。
互いが誤解から生じた事態にさらに誤解を重ねて、 動きの取れない状況に嵌まり込んでしまったのだが、 ダイエット タツらには、 まだ何が原因でこんなことになったのか、 わからない。
柳子や龍一も、 「ううんううん、 -肥満治療 うんこらしょ」という唸り声なのか掛け声なのかわからない声が歇んで間もなく、 なんだか騒々しくなって、 騒ぎが持ち上がった気配を感じたから、 なのごとかと不審に思って出てくる。
人間どもの異様な雰囲気に驚いて、 右往左往する馬を、 黒人たちのなかにいた一人の青年が宥めながら手綱を取って、 飛び乗り、 駆け出してゆく。
樹の切り株で腰を痛めたらしい監督を、 両脇から抱えて助け起こすものたち、 茂を押さえつけたものの、 あとをどうしていいのかわからなくて困った顔をしている数人の黒人たち、 周囲に輪を作って様子を見ているものたちも、 コーヒー樹のあいだからぞろぞろ出てきて殺気立った顔をしている日本人たちの不穏な雰囲気に危険を感じて、 監督をかばう恰好で身構える。
ガイジン労働者の輪のなかに監督がへたり込み、 茂が数人の黒人たちに押え込まれている状況は、 事の起こりを知らない龍一や柳子には、 監督と茂が争って、 監督に加勢したガイジン労働者によって、 日本人が迫害されている図に観えた。そして、 日本人のなかでは口達者なタツでも、 ガイジン相手ではどうにもならないらしく、 立ち往生をしているように視えた。
いつまで経っても、 理由の解明はできないから、 春雄が、
「お父ちゃんが苛められてる」
と泣き顔になって訴えると、 周囲の日本人は民族的な憤慨を覚えるのがとうぜん。
「しっ、 しっ」
龍一が犬を追うような声と手つきで、 ガイジンたちに抗議をしても、 埒は明かない。
「ロッコ、 ロッコって言ってるわよ」
柳子が、 周囲を見回す。
「ロッコってなんだ」
龍一が、 誰かわかるものはいないのかと思って、 性感染症 ぐるりを見る。
「気違い言うとんねん」
春雄が言う。
「あほっ」
夏子が春雄の頭を叩いて、
「なんでそれ、 早う言わへんのよ」
と詰る。

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