龍一が浴室から出て、 火照った顔を擦りながら広間にゆくと、 山口が大きなテーブルの端に座っていて、 和やかな視線で迎えたから、 女将が浴室で言い寄ってきたことを勘づかれてはいなかったんだ、 とほっとする。
ほっとしたあと、 にやりとする。あの大胆不敵な女将の行動に煽られて、 あわや崩れそうになった情欲が、 まだ熾き火を消していないのに、 その女の亭主の前に顔を晒すことの面映さ、 疚しさと、 レビトラ(levitra)100mg*8カプセル それが故の居直りは、 男冥利に尽きるものなのだ。
女遊びの最高は、 人妻を盗むことに尽きるのだから、 いまにおまえの女房を寝取ってやるぞ、 という密かな挑戦状を突きつけるときの気持ちほど、 どきどきと脈打つ高揚感はほかにないだろう。そんなどす黒い情念を隠し持っていながら、 女の亭主と談笑できる勇気は小さいものでも、 大きな城を攻略するほどの価値があると思ってきた。
今またそんな予感がして、 いっそう火照ってくる顔を、 ずるっ、 と撫でて、
「いい湯を頂戴しました」
と龍一が、 ことさらに声の調子を明るくして言うと、
「この宿で自慢できるのは、 あの風呂だけですからなあ」
と山口は、 初対面のときの無愛想な、 という印象は、 そう惟ったこちらのほうが間違っていたらしい、 レビトラ(levitra)20mg*30錠 モチベーター(Motivator) と思うほどの打ち解けた表情で迎えた。
「いやあ、 ほんとうにご立派な浴室で」
そうは言ったが、 龍一は浴室の立派さなどには、 それほど気がつかなかったのだ。あまりにも女将の大胆な行動と、 甘い言葉に幻惑されて、 ゆっくり浴室を吟味するゆとりなどなかったのだから。
「あの浴槽は、 バイアグラ+レビトラ(levitra)+シアリス Cialis わざわざ日本から取り寄せたものでね、 あんな桧はブラジルにはありませんからなあ」
「そうでしょう、 贅沢な木目で、 なんとも肌触りが違います」
龍一は調子を合わせているが、 桧の木目がどうだったか、 肌触りがどうだったかの記憶もなかった。
「木曽ですよ、 あれは」
「ああ、 木曽ですか」
「木曽の桧は匂いが違いますからなあ」
「そうです、 木曽の桧は肌合いが違います」
「内藤さんは地元だから、 そのほうには詳しいでしょ」
「いや、 蚕のことほどには」
「どうです、 湯上がりにビールでも」
「あ、 ビールがありますか」
「ビールは日本のものより、 こちらのもののほうが、 コクがありますよ」
「酒類のほうは弱くてあまり知りませんが、 湯上がりのビールの旨さはまた格別ですからなあ」
龍一はそう言いながら、 知らぬは亭主ばかりなりというほうが、 もっと格別な味がするものだと、 人妻と情を交わしたすぐあとで、 その女の亭主と肝胆相照らす会話を交わすことの愉快を味わった過去を、 思い出していた。
「おおい、 節子、 ビールだ」
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