2011年12月1日星期四

避妊薬 柳子が躰ごと

もうすぐ結婚式を挙げるという、 周囲が慌しい状況になっていた日の午後、 秋子の家を訪ねると、 射精障害 夏子が出てきて、 口に手を当て、 頸を横に振る。
その意味がわからなくて、
「秋子さんいるんでしょ」
と訊ねると、
「いるけど、 泣いてるさかい」
という返事だった。
柳子は、 泣いている、 と聴いて秋子の傍に行くのを遠慮することはなかった。反対に、 どうして泣くようなことがあるのよ、 と思うとそのまま帰れなくなる。
「いいわ、 夏子さん、 わたし話すから」
夏子が肩を窄めて、 外へ出てゆくと、 柳子は秋子の部屋に行き、 閉まっていた戸を、 とんとんと軽く叩く。
部屋のなかに人の居る気配はあったが、 しばらく待っても戸を開けないから、
「わたしよ、 避妊 柳子よ。秋子さん開けてよ」
と強く戸を叩いた。
戸はそっと細めに開いたけれど、
「かんにんね、 ちょっとひとりにしといて」
と言って、 秋子はそれ以上、 戸を開こうとしなかったから、 性欲欠乏
「どうしてよ、 入れてよ」
と柳子は、 勁い語調になって言う。
「恥ずかしいもん」
と言う秋子の声が鼻に詰まった。
「なによ、 わたしたちふたりのあいだで恥ずかしいことなんぞあるはずないでしょ」
と言いざま、 避妊薬 柳子が躰ごと戸を押すと、 秋子は押し返すことはなく、 身を退いた。
「どうしたのよ、 その顔」
柳子が、 あっと立ち竦むほど、 秋子の顔は泣き崩れていた。誰かから平手打ちされたようにも視えた。
「おかしいやろ、 うれしい結婚式控えて」
秋子がそう言って、 にっと笑ったから、 誰かから暴力を振るわれたのではないだろう。
「その顔で結婚式できるのぉ」
「式までには治る思うけど」
「さあ、 どうかしら」

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