2011年12月25日星期日

蔵秘雄精 その中

祠のさらに奥の部屋に特殊な寝所がある。
先代の最高神官マサ・メルが作らせた部屋のひとつで、 黒い石を組み上げられて作られている。 外の世界と内の世界を完全に遮断することができる部屋であり、 常に銀の結界をまとい続けているマサ・メルにとっては、 唯一それを外すことができた場所だった。
ここで、 マサ・メルは多くの巫女たちと交わった。 そして、 出産もこの場所で行われ、 多くの子供が生れたのだ。
清められているとはいえ、 何か血なまぐささを感じる。 達立
女たちの悲鳴が聞こえてくるようだった。 それは、 性交による快感の悲鳴なのか、 苦痛の悲鳴なのか、 はたまた出産の苦しみの声なのか、 子供を得た喜びの声なのか?いずれのものだとしても、 エリザには恐ろしく思えた。
部屋は八角形だった。 Darling
その隅々に仕え人たちが待機して見守っている。 この部屋の形が魔力を高めてくれるのだと、 仕え人がいう。 確かにそうかも知れない。 部屋の中央に座らされたエリザには、 仕え人たちの直視に、 魔の力以上の凄みを感じて、 気が落ち着かない。
せめて、 席を外してくれたら……と思う。
銀に輝くムテの結界も、 その行為の間は外される。 かつて、 その瞬間を狙ってマサ・メルを殺そうとした女がいたらしい。 最高神官は運良く事なきを得たが、 それ以降は信頼のおける仕え人たちを、 行為の時に同席させるようになった。
その風習が今でも脈々と続いているのだ。

時間が過ぎてゆく。 最高神官はなかなか現れない。
先ほどの香油の香りがむせた。 塗りつけられた手の感覚が再び戻ってきて、 エリザはぞくぞくと身震いした。
不安にかられて、 エリザはあたりを見回した。
そそり立つ壁は黒塗りされていて、 蔵秘雄精 その中、 使え人たちの銀髪が、 幽霊のように浮かびあがる。 その奥に光る眼差しも銀色で、 刺すようにエリザを見据えている。
壁が迫ってくるような、 闇に押さえつけられるような胸苦しさで、 早まっていく自分の呼吸の音だけが響いた。
闇の世界に、 これから自分の身に起こる情景が浮かんでは消えた。
銀の目にさらされて、 黒金剛 すべてをあらわにされ、 押さえつけられ、 かつてここで悲鳴をあげた女たちのように、 引き裂かれていくのだ。
不安は突如として恐怖に変わった。
聞いたことがある。

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