2011年12月29日星期四

003 激安 コンドーム これは私のため

ニコニコと巫女姫たちと食事をしているサリサ様を見ていると、 超級猛男 確かにマサ・メル様の言葉に間違いはなかった
と思う。
マサ・メル様の決め事が崩壊しつつある今、 巫女制度存続も怪しまれるまことに由々しき事態である。
毎朝、 (not provided) 最高神官の体調を考えて用意する食事。それを運ぶ仕事がなくなってしまった。そして、 この朝食の席
に付き合わされるのが最高に嫌なのである。
今や、 最高神官は、 暇さえあれば自由に巫女姫たちと会えるのだ。そして、 朝は彼女たちと楽しいお食事であ
る。私にとっては、 ちっとも楽しくはないが。
サリサ様は、 笑顔の下でバリバリと燃えている女の戦いが見えないのだろうか?ほら、 今など机の下でお互
いの足を蹴っ飛ばしあっているというのに。
(塩酸ミノサイクリン ミキア様は、 本当によく食べますこと。まるでバヴァバ赤竜のような食欲ですね
あら、 003 激安 コンドーム これは私のためではなくってよ。サリサ様のお子のためですもの。お子のいないサラ様とは違いますわ

おほほほと笑いあっている二人を、 ニコニコ笑顔で見守りながら、 パンに蜂蜜をかけているなんて。
本当は鈍感なのではないのだろうか?サリサ様は。
ミキアの子供がぐずり出す。ムテの子供はあまり泣かないのだが、 母親の気を察知したのだろう。よほど、 こ
の子のほうが敏感だ。
あら?何もないのに泣き出すなんて、 少し頭が軽いのかしら?
いいえ、 ムテの能力に長けているのですわ。きっと殺気を感じたのでしょうねぇ。どなたかの
おほほと笑っているが、 二人の足元は戦闘状態である。
こんな朝を毎日送っていて寿命を使い果たさないとしたらサリサ様の神経は相当太いといえるだろう。
だいたい、 前の最高神官の仕え人が急に果てたのも、 シェールのもたらした改革についていけなかったからな
のだ。
本当にあの女は、 毒であった。

ムテとは思えぬ下品な女の戦いを見ていると、 エリザ様のしおらしさが懐かしい。
今の巫女姫たちがいなくなって、 エリザ様とサリサ様だけがいるとしたらおそらく今ならば、 もっとお二
人は幸せであっただろう。
エリザ様に、 あのような辛い思いはさせなくてすんだだろう。
スープを飲む湯気の向う。サリサ様とエリザ様が、 楽しく食事をしている様子が目に浮かんでしまう。
もしも、 サリサ様が先にシェールを選び、 その後にエリザ様を選んでいたとしたら。
いや、 もしも なんて語っても意味のないことである。

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シェールが開放的な霊山にしましょうなんて言いだし、 精力剤 クリーム 推し進めてしまったのが悪い。
サリサ様とエリザ様の時は、 やはり若輩者感が漂っていたのであろう、 何をやるのも我々が阻止できた。中に
は、 私がエリザ様に甘いのでは?と言い出す者もいたが、 それは間違いである。時には、 私もお二人の抑止力
になったのでは?と、 自負している。
そう、 我々仕え人は、 精力剤 情報 霊山の伝統と規律を重んじ、 すべては最高神官のために、 心をひとつにし、 歩んできた
のだから。
それを、 あの女はとんでもなく破壊してくれた。サリサ様と結託して、 ずいぶんと霊山を変えてしまったのだ


たとえば。朝食のとり方だ。
今までは、 母屋に赴いて食事など、 最高神官にはなかった。
食堂は、 仕え人とか巫女姫とかが、 精力剤エキサイト ワイワイガヤガヤ食事するところであり、 最高神官の気を乱してしまうか
らだ。
マサ・メル様は、 朝の祈りと昼の行の間の時間を大切にし、 仕え人に食事を運ばせていた。精神を保つため、 蔵秘雄精
と接するのを最低限にしていたのだ。
それが長年続いたせいもあり、 いつの間にか、 最高神官は多くの者たちが集う食堂には出入りしてはいけない
ことになっていた。わずらわしきは寿命を使い果たすと、 常にマサ・メル様はおっしゃったものだ。
それが、 あの女が 皆で食べたほうが元気が出る などと、 わけのわからないことを言い出し、 変えてしまっ
たのだ。
けしてそのようなことを許さないはずの我々であるが、 悪条件が重なってしまった。
エリザ様が山を降りられてからのサリサ様の様子があまりにも異常だったので、 我々仕え人たちにも焦りがあ
った。心病にでもなられたのでは?と思われるほどだった。
それに、 皮肉なことではあるが、 かつてのエリザ様とサリサ様の仲睦ましい様子がこの悪変化に対応するクッ
ションになっていた。我々も、 どうもたるんでしまっていて、 エリザ様がいなくなってどこか寂しく思っていた
ところだった。
タイミングが悪すぎた。
だから、 すんなりとあの女の提案に乗ってしまったのだ。

男露888 子育て中で霊山に

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銀のムテ人
フィニエル戦記
(1)
私が思うにサリサ様は優しすぎるのだ。
優しいことは、 とても良いことではある。良いことではあるが、 時に優柔不断に思えることもある。
たまにこうびしっと絞めるところが必要だと思うのだが。
あまりの成り行きに心痛めて忠告しても、 彼の返事はこうである。
まぁ、 いいんじゃないですか?霊山にも活気が出てきて
この張り詰めた空気を、 活気というのか?男って本当にバカである。
激安セックスキング まぁまぁ、 男性媚薬 kkk そう怖い顔しないで、 フィニエル
私のどこが怖い顔をしているというのだ?これは地顔だ。

元巫女姫ミキア。現在、 男露888 子育て中で霊山にいる。
現巫女姫サラ。現在、 子作り中で霊山にいる。
この二人、 親分肌のシェールがいた頃は、 まるで姉妹のように仲が良かった。だが、 それは猫を被っていたの
だ。
サリサ様の寵愛がシェールにあると信じていたから、 傷をなめあうように仲良くしていたのかもしれない。
だが、 昨年の秋にシェールが子供を連れて山下りしたとたん、 事態は一変した。
二人ともまだ若く、 しかも、 サリサ様に夢中ときている。
巫女制度に恋愛感情は御法度というマサ・メル様の考え方は、 実に正しかった。今は、 神竜 精力剤 二人の恋愛競争で、
まるで霊山が噴火しそうな有様なのだから。
妊娠しなかったサラだが、 二年周期という特異体質だったために巫女姫継続となった。そして、 ミキアはこの
春に女の子を産んだばかりである。
冬にはミキアも子を連れて山を下ることになるとは思うがそれまで、 二人の戦闘状態は続くのである。
今までこのようなばかげたことが、 霊山にあっただろうか?いいや、 なかった。
だいたい、 マサ・メル様の時代だったら、 このようなばかげた争いなど、 たとえ四人の巫女姫が重なろうが、 な
かった。巫女姫同士が顔を合わせる機会さえなかったのだから。
何のために身重の巫女姫に新しい家を与えるのか、 これではわかったものではない。女同士の戦闘ではなく、
子供が落ち着くまで安らかな場におくためだろうに。
この状態ではただの無駄どころか、 害である。
それにマサ・メル様は、 甘ったるい言葉を吐いて、 女に気を持たせるようなことなどなさらなかった。それが、
サリサ様ときたら、 あの笑顔でにこりと挨拶してしまうので、 若い女はコロリと恋に落ちてしまう。
それでも、 かつてのように夜だけの逢瀬であれば、 所詮は制度での関係だからと思えるだろう。だが、 霊
山はものすごい勢いで軟弱化しているのだ。
かつての霊山ならば、 どちらがサリサ様に愛されているのか?なんて、 巫女姫が愚かなことなど考える余地
はなかったはずなのに。

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やはり忘れられない。
いや、 きっと忘れる。それじゃないと、 生きていけない。
私は数多くいる巫女姫の一人――あの人はムテの珠玉、 最高神官なのだから。
変な思い込みをしないように、 もっと大人にならなくちゃ。

破った日記を捨てようとして、 エリザはあるものを見つけた。
――白い小さな花。
これは、 別に珍しい花ではない。あの苔の洞窟にも初冬に咲きはじめる花だ。香りはかすかだし、 薬効も低い 性交痛 薬

でも、 少しだけ清浄効果があるのだ。邪心を払う効果もある。
窓辺にあったものが何かの勢いで女の上に落ち、 それで彼女は退散したのだ。
いったい、 どうしてこの花が?
エリザは首をかしげた。
布団を窓に押し込めたときにはなかった。とすれば、 今日祈り所にきた人の誰かが、 たまたま持ってきたもの
かも知れない。それとも、 どこかから風に乗って飛んできて、 抗菌漢方 たまたま窓の格子に絡まったのかもしれない。
エリザは救世主の姿を知って、 ひそかに抱いてしまった少女っぽい妄想をあざ笑った。
まさか、 サリサ様が私の声を聞いて駆けつけてくれたなんて思わなかったけれど
どこかで、 そうだったらいいのになぁと思ってしまったのだ。
全然、 気持ちが整理されていない。
どこかで、 あの『祈りの儀式』がすべて幻で、 最高神官の愛が自分だけのものだったらなんて、 日本で強力安眠薬 いまだに
考えてしまうのだ。
なんて少女趣味な甘ったるい妄想。
ぽっかりと空いてしまった胸の穴は、 そう簡単にはふさがらない。でも、 その痛みに泣いてばかりじゃ生きて
はいけない。

エリザは、 花を持ってきてくれた誰か知らない人に感謝した。
そっと香りをかいでみると、 かすかだけど匂いがする。
子供ができたらなんて妄想話をした洞窟には、 この花が咲いていた。あの時、 どんな話をしていたのだろ 曲美 1000円 5mg
う?
『私、 ここがいいです。この洞窟の片隅に部屋が欲しいでも、 そうしたら、 香り苔も竜花香も怒って咲かな
くなってしまうかしら?』
『大丈夫。きっと、 仲良くできますよ』
そう言って、 最高神官は微笑んだのだ。
でも、 それはエリザだけに微笑んだのではない。歴代の巫女姫にも同じように微笑んだことだろう。
エリザの元に現実は訪れなかった。
別の巫女が叶えたのだ。
エリザの場合は妄想で終わった。

カベルタ あの人と幸

夜が来ると、 青い顔の女が現れた。
ちょうど、 エリザが今まで書いた日記を破って捨てているときだった。
サリサにあてた手紙。手にとるだけで、 辛くなる。
妄想で埋まった日記なんて、 エリザはもう二度と見たくはないし、 書くこともないだろう。書いて日々を過ご
したことも、 もう忘れてしまいたい。
やっとわかったでしょう?と、 女は笑った。ねぇ、 お友だち、 早くこっちへいらっしゃいよと、 女の声
は続く。
オカモト コンドーム 003 私、 そっちへは行けないの。まだまだやらなくちゃいけないことがあるし オカモト コンドーム 激安 価格 003
ああ、 でもあの男はあなたなんか愛してはいないよ、 信じて待っても悲しいだけだよ、 早く楽になるべきだよ
、 ねぇお友だち。
女はいつにもまして饒舌だった。
びりりと音を立てて『サリサ様へ』と書いた文字が半分になった。
オフロキサシン 確かに、 愛は妄想だった。でもね、 なしえたこともあったってわかったの
日記をバラバラにしながら、 エリザは言った。
紙が破れるような悲鳴とともに、 女は叫んだ。
あぁ、 妄想からなんか、 何も生まれるものなんてないよ、 あなたは傷ついて泣くだけで、 絶対に幸せになんか
なれないんだ。
カベルタ あの人と幸せになれないのはわかった。でもね、 きっとあの人の子供を産む。そして、 巫女姫としての使命を
果たして、 この想いとは決別するの
ちくりと胸が痛む。でも、 妄想なんていらない。
決別して、 私はもう一度、 新しい私として生きるの。そして、 妄想なんかじゃない本当の恋をして、 ごく普通
の結婚をして、 ごく普通に幸せになるの
それは、 エリザの母が夢見ていた、 エリザ本来の運命だった。多少寄り道はしてしまったけれど、 人生がすべ
てだめになったわけではない。
今はこんなにボロボロで辛いけれど、 巫女姫としての責務を全うしたら、 また、 新しいエリザとして蘇ること
ができるに違いない。
しかし、 女は忌々しそうに反論した。
何を愚かなことを言っているのよ、 あなた、 よく自分の顔を見てごらんよ、 あなたは私、 私はあなた、 私たち
、 同じ顔をしているの、 同じ服を着ているの、 すべては一緒よ、 よくごらん!
闇の中、 漆黒の服に身を包んだ女は、 首だけの存在に見える。しかも、 その顔は頬がこけ、 目が落ち込んでい
る。
エリザははっとした。
自分の着ている服を、 どこかで見たことがあると思っていたが、 それは、 この女の服と同じだったのだ。しか
も、 確かに顔も似ている。
水鏡でみた自分の顔は、 まさにこの女にそっくりだった。

2011年12月28日星期三

性活力素 先生ぇの

吉賀谷はそう言って、 折り畳まれた敷蒲団だけを持って、 十二畳のほうに移し、 部屋の中央にそれを敷く。
すでに全裸になっている男が、 男根増長素 両手で布団を抱え、 硬直しているペニスで蒲団の裏を支えて歩く姿は、 いかにも滑稽だった。
柳子も、 するすると衣服を脱ぎながら、
わたしの男のような躰でも、 先生は抱いてよかったと思われましたのぉ
と訊くと、
セックスするのにそんなことは関係ありませんよ。先日したとき、 まずあなたの輝くような肌。駿馬を思わせるしなやかさ、 それにも増して膣のすばらしいことは、 ほかに類を見ないものですよ。それを経験したのですから、 もう一度抱きたいものだ、 とほかの女を抱きながら思っていたんですよ。だからあなたが、 そのためだけに来てくれたことを悦んでいます
柳子を抱いた男たちが、 みんな一様に思ったように、 吉賀谷もまた、 柳子の上半身と下半身とのアンバランスな体型だけでは食指を動かすことはなかったのだが、 ここに来る女たちのなかでは特殊で異質な性格を持っているし、 なんといっても、 もっとも警戒しなければならない手強いロンドリーナ新報社の安西の女房が来た機会を捉えて、 ゲテモノ食いの興味を起こして催眠術をかけ、 抱いてみると、 予期していなかった彼女の膣が珍品かつ絶品だったのだから、 思わぬ拾い物をしたものだと悦んだだけではなく、 なんとか裏を返せないか、 と願っていたのだ。
それが向こうから、 もう一度して欲しいと言ってきたのだから、 こんどは催眠術をかけずに、 生身の躰を抱き合いたい、 と吉賀谷も思った。
するとそんな思いが通じたように、
じつは先生ぇ。先生はあの日ぃ、 催眠術をかけて、 わたしを朦朧とさせておいてぇ、 服を脱がせたでしょうぉ
と柳子が言ったから、 驚いたが、
いや、 そうじゃなかったですよ。指圧をしているうちに、 あなたが性的快感を覚えられて、 抱いて欲しいと言われましたので
そうだったかもしれませんけど、 セックスをする前にぃ、 すでにわたしは朦朧としていてぇ、 肉のほうは悦びを実感できたかも知れませんけどぉ、 生きている神経系統では、 男性活力素 先生ぇの男性的な部分を充分味わえなかったんですよぉ。鋭い直接的な快感ではなく、 薄い皮膜を隔てたような鈍い快感でしたから物足らなくて、 今日はそういうものではない、 動物的な生々しい行為のなかで、 人間だけが得られる性の歓喜を味わいたいんですぅ
ほかの女が、 これほどはっきりと目的意識を持ってセックスすることなどなかったから、 おもしろい女だ、 と吉賀谷もいっそう興味をそそられた。
わかりました。ぼくもそのつもりでしますよ
こんな講釈をしたあとでするセックスなど、 はじめてのことだと吉賀谷は思いながら、 広い敷蒲団の上に横たわって、 男露888 柳子が横に来るのを待つ。
衣服を脱いだ柳子が、 吉賀谷の傍に添い寝してくるかと待っていると、 いきなりペニスを握って、 維高 それを口に咥え唾液をまぶして、 吉賀谷の躰を跨ぎ、 腰を下ろし、 握っているペニスをみずから誘い、 バギナに入れて、 腰を沈めてくる。

男宝カブセル 肉体による魅力なの

なかなか手強い女だ、 と吉賀谷は口の端に笑いを含んで、 だからこそ興味が湧くんだ、 と思う。
彼も先日抱いたときに、 縮陰膏 思わず絶叫しそうなほどの快感を得て、 もう一度裏を返したいと思っていたのだ。この女を抱いた男は、 誰だって思うだろう、 スーパー潤滑剤 あのミミズ千匹という滅多にないバギナなのだ。しかし彼女が言ったように、 対抗し得る男はいないだろう。
しかし、 バギナの特異性を言うわけにはいかないから、
ぼくもあなたをもっと深く知りたいと思っていたんですよ
わたしのどういうところをですかぁ
知性ですよ。あなたの知性。ほかの女とは性欲を満たすだけのセックスをするので、 刹那的な快感を得たら、 それで終ります。あなたとは違う。あなたとの関係は、 もしもセックスというものがなくても、 お付き合いしたいと思っているんですから
柳子も、 秋子のように、 一度わたしを抱いた男は、 わたしとの関係を継続したいと思うだろう、 ということを、 狼1号 敬一を始め、 石上、 仲代、 そして川俣らがそうだったから、 そう思っていたのだ。それがいま吉賀谷の言い草で再確認できたようだった。
柳子は、 性器ではなく、 わたし自身の本質で、 吉賀谷の心を掴んだのだ、 と考えていたから、 納得した。
いままでセックスしてきた男が、 柳子にはあからさまに、 彼女自身の性器が男を魅了するのだ、 とは言わなかったから、 男宝カブセル 肉体による魅力なのだ、 とは思いもつかなかったのだ。
それほど卑下してではなくても、 痩せていて乳房もないわたしの肉体に、 男が心を惹かれるはずはなかったのだから。
吉賀谷も、 いままで絶え間なく女を得ていたけれど、 相手が女でさえあれば誰でもいいなどと思ったことはなかった。まず面食いだった。自分の好みに合った女だけを口説いてきたのだ。ここに来てからでも、 指圧治療を施しているうちに、 この女を抱きたいという欲望を持ったものだけをピック・アップして口説き落とし、 試食して、 それがよければ継続していたのだ。
安西柳子だけは別格だった。同じ信念派のなかでも、 毛色の違う安西を意識していたし、 その上ロンドリーナ新報社の社長夫人である女なのだ。
そして、 彼女自身がなかなかの雄弁家で、 話題もおもしろく、 ゴミ溜めの鶴的存在でもあった。その女が、 外見だけでは男性かと思うほどの体形なのに、 裸になると、 中身がいま視た外観と同じ女かと、 もう一度服を着せて確かめたいような、 肌の滑らかな輝き、 無毛のすがすがしさ、 そして抱いて、 ペニスを入れたとたんにわかる、 すばらしい膣の蠢き、 ずば抜けた彼女の知性を横に措いても、 申し分のあるはずはなかった。
先生ぇ、 わたしこんな隠微な感じの部屋は好きじゃないんですぅ。裸を見せるのが恥ずかしいほど明るいお部屋でぇ、 堂々とセックスしたいんですけどぉ
柳子が、 率直に言うと、
ああ、 それはいいことです。ぼくも明るい部屋でするのが好きなんですが、 まったく真っ暗か、 薄暗い部屋でないと恥ずかしがる女性が多いものでね
そうでしょうねぇ。わたしはセックスに対する考え方が普通の人とは違いまして、 恥ずかしい行為だなどと考えたこともありませんし、 子を産む行為だと思ったこともありませんし、 する限りは、 うんと楽しみたいと思っているんですよぉ
同感です。さすがに知性を感じさせるお方のおっしゃることは、 ほかの女たちと違って爽やかです。じゃあ、 大広間の真ん中で

黒寡婦 紅蜘蛛液体 わたしを

と小さく声を放った。
先生ぇ、 先日はありがとうございましたぁ。すっかり躰の具合がよくなりましたけどぉ、 今日は特別治療のほうをもう一度お願いしたいので、 みなさんが終ったあとで、 ゆっくりとぉ
と治療室に入ってゆく老婆の背越しに、 申し入れると、 吉賀谷ももちろん、 柳子が望んでいることがわかったから、 にたっ、 と笑って、
ああ、 予約はこのおばあさん一人だけですから、 奥の仏間で待っていてください
と目顔で仏間のほうへ導く。
そして受付のハナに、
安西さんとの特別の対談があるから、 受付を閉めて、 ハナは潮路さんのほうに帰ってもらっていいよ
と指示して、 最後の客を治療にかかる。
柳子が奥の仏間に入ってゆくと、 窓に厚いカーテンが引かれていたから薄暗い感じで、 天井まで届く仏壇の扉も閉められていて、 陰陰としていたが、 滅滅とした感じはなく、 むしろ隠微な華やぎが漂っていた。
それがなぜだか知りたくて、 眼を凝らし、 視覚よりも嗅覚を働かせていると、 部屋の隅に積まれている蒲団のせいだとわかった。
薄暗いところに置かれていたから、 掛け蒲団の柄の華やかな模様は沈んでいたけれど、 あきらかに女の移り香が匂ってくるのだ。
吉賀谷は、 この部屋で、 寝ているようだ。泊り込む主婦などいないだろうけれど、 寝る前に抱いているのだろう、 と推測した。
老婆の治療は十五分ほどで切り上げられた。そして帰っていくと、 ハナが、 戸締りをしている音が聴こえたあと、 吉賀谷とハナがぼそぼそと話す声が聴こえ、 ハナの出てゆく足音が遠ざかると、 玄関の三畳、 待合室にしている六畳、 診察室の十二畳、 その奥の仏間の八畳という四間つづきの広い母屋は森閑として、 吉賀谷と柳子の息遣いが、 互いに聴こえるほどになった。
吉賀谷は仏間に入ってくるとすぐ、
待たせましたね
と言いながら、 衣服を脱ぎ始める。
先生、 ちょっと待ってください。先生はここで女を抱いているんでしょうぉ
柳子から直截に言われて、 吉賀谷は、 BLACK WIDOW 瞬間まごついた。
いや、 先生ほど魅力のある男性が、 わたしだけを抱いたなどとは思っていませんけど、 ほかの女と同じ意識を持って、 黒寡婦 紅蜘蛛液体 わたしを抱いて欲しくないんです
ほう、 意識ねえ。あなたはセックスを性欲ではなく意識的になさるんですか
はい、 そうなんです。意識的に冷徹に深くて強烈な快感を味わいたいんです
ううん、 なるほどあなたは他の女たちとは違うことを先日抱かせてもらってわかりましたが、 すごく進んだ考え方をお持ちなんですね
ええ、 そうなんです。セックスを動物的な域から人間的な文化に、 性意識の変革を
セクシュアル・レボリューションということですね
それを果敢に実践してきたんですけどぉ、 わたしと対抗し得る、 精神的に高度なセックスのできる男が一人もいませんでしたわぁ。先日先生に抱かれたときに、 ああ、 吉賀谷先生こそわたしが捜し求めていた男性だって思ったものですから、 紅蜘蛛粉劑 今日はそういう覚悟を持って対峙していただきたいんですぅ

海馬補腎丸 ハナはいまに

もう一度挑戦してみよう。こんどは朦朧とした原因を突き止め、 そういう状況ではないなかで、 吉賀谷がわたしを全裸にして抱いた方法を突き止めなければ、 肉体はすっきりしていても、 精神的な痼りが残る。
そう思ったところで、 遅くなった理由は、 女たちとの雑談が興に乗って、 時間を忘れてしまったのだと言おう、 極品狼一号 と定めた。

その後、 雨宮から、
吉賀谷先生は、 惠亭 僧侶になるための修行のなかで、 インドのヨガと支那の指圧や鍼そして催眠術の研究もなされたんです
と聴いたので、 ああ、 それだ。と柳子はあのときの不可解な雰囲気の正体がわかった。
知らなかったから、 うっかりしていて催眠術にかけられたのだ。そしてセックスに強いのはヨガだ。敬一と同じようにヨガで体力と精力を鍛えていたからだ。
よし、 それならそれで、 こちらにも覚悟がある、 と柳子は、 宗教講話の日ではなく、 指圧治療に定められた日に、 子を母に預けて、 ひとりで行った。
待合室には、 老婆が一人いるだけだった。
柳子は受付に座っていたハナに向かって、
今日、 先生は、 事後緊急避妊薬 ほかの女を抱いていないかしら
と挑戦的に、 あからさまな言い方をした。
入ってくるなり度肝を抜かれたハナは、 真っ赤な顔をして、
いえ、 今日は年寄りばかりで、 まだ若い女性客はなかったですよ
とハナは思わず、 素直な返事をした。
あら、 そうぉ。それはよかったわぁ。あなたもまだだわよねぇ。じゃぁ今日の先生は、 まだ童貞なんだわぁ
柳子がそう言って、 うふっ、 と鼻の奥で笑ったから、 ハナは、 きょとんとした眼を、 焦点のやり場に困って、 呆然とさせただけで、 声が出なかった。
柳子は、 この前にはこちらが弄ばれて、 ハナのほうが本番だったのを口惜しく思いながら帰ったから、 今日は先制攻撃が効を奏したのを思って、 気持ちがよかった。
ハナさんは、 今日は先生の残り滓でがまんしてねぇ
柳子が辛辣に、 下世話な表現を剥き出しにして言うと、 海馬補腎丸 ハナはいまにも泣き出しそうな顔になった。
それを視て柳子は、 こんな小娘を苛めて、 わたしもハシタナイ女になってしまったものだ、 と惟いながら待合室に入ってゆく。
次の方
吉賀谷が、 初老の男を送り出しながら、 待合室をちょっと覗いて声をかけたとき、 澄ました顔でそこに柳子がいるのを視て、
おっ

リキッドクイバー 玄関を入っ

吉賀谷という男は、 なんだか胡散臭い男だよ
と言ったことがあった。
安西は、 何にでも興味を持つとすぐ、 その興味を持った対象を探索したくなって行動を起こす妻を牽制するために言ったのだが、 バイアグラ それが逆効果になることを迂闊にも忘れていたのだ。
柳子は、 夫が言った胡散臭い男に、 尾骨から背筋へナメクジが這い上がるような、 じっと座って居れないほどの興味を持ったのだが、 彼女にしては珍しく、 しばらく様子を見てから進退を決めようと思っていたのだ。
龍一が頻繁に潮路の家に行くのが、 フキのところとは知らなかったから、 吉賀谷の話を聴きにゆくその熱心さが、 柳子を挑発し、 彼女の我慢を試しているように感じるのだが、 夫が牽制したのだとわかっていたから、 それに対抗する意地もあったのだ。
それが急に、 (行ってみよう)と意地を捨てさせたのは、 浩二が夜泣きをして困っているのを知った雨宮が、
吉賀谷先生なら、 ちょっとお腹を撫でるだけで治してくれますよ
と言ったからだった。
主人には言わないでね
柳子は、 吉賀谷のところに行くことを、 雨宮の口を封じておいて、 VIAGRA 子どもの夜泣きを治してもらうのだから、 という口実を自分自身の言い訳にして、 出かけて行った。
その日は、 講話をする日程ではなく、 指圧治療の日なのを、 雨宮から聴いて、 出てゆく柳子の足取りはいそいそしていた。
浩二が夜泣きをすることも嘘ではなかったけれど、 それよりも吉賀谷という男を知りたいと思う気持ちのほうが、 柳子の足取りを軽くしたのだ。
潮路の大邸宅は、 女学校の修学旅行で京都に行ったときに観た、 外観が格子つくりの、 ブラジルではここでしか見られないだろう日本特有の建築様式だった。
日本への郷愁から、 一部屋を畳敷きにしている家はほかにもあったけれど、 屋敷全体が日本建築で畳敷きというのは珍しかった。
柳子が訪れると、 各部屋の襖を立ててあって、 リキッドクイバー 玄関を入ったところを受付にあて、 潮路の家の女中が、 受付係りをしていた。
わたしぃ、 ロンドリーナ新報社の安西の妻ですけど
柳子が、 記帳してもらうために言うと、 Liquid Quiver
はい、 存じ上げています。街でお見かけしましたから
そう応えた女中のハナは、 美人だったが、 まだ小娘のはずなのに、 すでに嫣然としていて、 熟した肉体を想像させ、 美しい容貌をいっそう引き立てていた。そして女中とは思えない高価なものだとわかる着物が、 白衣で隠されていても隠し切れずにのぞいていた。

2011年12月27日星期二

ky 潤滑 エリザは何か別

エリザは初めて動揺した。
確かに夢を見た。でも、 それは夢とは思えない夢だった。
うそ!だって!だって今もこの子、 動いて!
医師の手がおなかを押さえつけている。それと同時に、 今まで動いていたはずの存在が、 まるで息絶えたように大人しくなってゆく。
止めて!止めてったら!
エリザは叫んで医師の手を振り払った。
子供はいません。動いてもいません。動いていたのは あなたの夢が
そこで医師の言葉は途切れてしまった。
エリザがものすごい形相で睨んでいたからである。
人殺し!
突然叫けばれたエリザの言葉に、 医師もフィニエルも驚いて身を引いた。
人殺し!人殺し!私の子供を殺したわね!今、 kkk 薬 今まで生きていたのに!今まで!たった今、 あなたが私の子を殺したのよ!

あまりの言葉に、 医師は青くなり震えていた。まるで、 エリザの言葉を認めてしまったかのような有様である。
しかし、 フィニエルは違った。
固まって動けなくなっている医師を突き飛ばし、 ベッドの上で泣き叫ぶエリザの腕をとり、 kkk強力 顔を上げさせた。
いい加減になさい!子供なんて、 妄想です!
妄想なんかじゃない!子供はいたのよ、 みんなで寄ってたかって、 私の子供を殺して!私の子供を返してよ!返して!
いつもの非力さを感じさせない勢いで、 エリザはフィニエルの腕を払い、 枕を振り回して暴れ始めた。
止めなさい!エリザ!あなたは霊山全体に暗示をかけているのよ!離しなさい!
フィニエルは体を預けるようにして、 エリザを押さえ込んだ。たぶん、 初めてエリザを呼び捨てたにちがいない。
しかし、 ky 潤滑 エリザは何か別の力でも授かったかのような力で、 フィニエルを跳ね返した。
フィニエルの体は、 びっくりするほど簡単に弾き飛ばされ、 なんと壁まで飛んでいってしまった。
ものすごい気が満ちている。
それでも負けずに睨みつけるフィニエルに対して、 エリザは噛み付くように言葉を投げつけた。
levitra フィニエルは私がねたましいんだわ!子供を授かった私が!
その言葉を聞いた瞬間に、 フィニエルの手が突き出される。
とたん。

lose chastity (水剤 このような感情

カチッと音を立てたように、 levitra 100mg エリザが硬直した。
逆に、 コチコチに凝り固まっていた医師がくねくねとその場に倒れこんだ。まるで骨が溶けたかのようである。どうやらエリザの暗示が掛かっていたらしい。
壁伝いに体をすべらせて、 フィニエルも倒れこんでいた。
最後に倒れたのは、 エリザである。体を硬直させたまま、 ベッドに身を沈ませていた。

巫女姫の。大丈夫ですか?
一番最初に起き上がることができた医師が、 フィニエルを助け起こした。
いくら力があるとはいえ、 libigel もうすでに寿命が尽きているフィニエルである。今の強力な暗示のせいで、 この場で骨になっても不思議はなかった。
肩で息を整えながら、 フィニエルはよろよろと立ち上がった。
お恥ずかしいところを
世捨て人とされている仕え人の間では、 lose chastity (水剤 このような感情のぶつけ合いは、 はしたないとされている。
この医師に関して言えば、 そのような考えはあまり持ち合わせないほうで、 むしろ、 louis16 フィニエルのほうがそのような考えに囚われているのだが。
それよりも、 巫女姫様は?
エリザはすっかり意識をなくしていた。
死んだような顔は蒼白だが、 やや安らかにも見える。
恐ろしい
フィニエルは呟き、 乱れた髪に指を通した。

ikanpoujp,com 夢に出てきた

すべての検査が終了した。
エリザはベッドに横たわったまま、 おなかに手をあて、 時々ぽんぽんと動く様子に微笑んでいた。
こんなに元気な子供がいるのに、 今更再検査するなんて、 おかしい。
子供の健康診断 durex取扱店 とでも考えればいいのかしら?
目をつぶれば、 ikanpoujp,com 夢に出てきたあの銀色の男の子が、 jis t9111 エリザを見て微笑んでくれるのだ。
ずっと目をつぶっていたい エリザはそう思った。

扉が開く音がする。
困った顔をした医師と怒った顔をしたフィニエルが並んで入ってきた。
エリザが微笑むと、 医師は泣き出しそうな顔をした。
あの エリザ様、 実は…ですね、 あの
歯切れの悪い医師を押しのけ、 フィニエルが言った。
あなたは妊娠していません
エリザは、 目をぱちくりとさせた。

はぁ?
フィニエルったら、 何を言っているの?
この子、 こんなに元気で動いているのに 。

今度は医師がフィニエルを制して説明を始めた。
いろいろな検査を行った結果、 エリザ様は妊娠してはいないとわかりました。こちらの資料を見てください。これは、 私があなたのおなかの中を念写したものですが、 何もそれらしき影はありません。それに、 こちらの資料は
エリザは、 まだきょとんとしたままだった。
でも、 私、 感じるんです。あ、 ほら!今も動いた!ほら
医者はそっとおなかに手をあて、 そして悲しく首を振った。
エリザ様。ムテにそれほど早く成長する子供はおりません。早く成長してゆくものは 夢だけにございます
kirkland め?

durex elite 霊山のためには

――動揺したのだった。
フィニエルは私がねたましいんだわ!子供を授かった私が!
そうかもしれない。
もしも子供ができたならば 。と、 思わなかった日々もなかったわけではない。
でも、 それらはすでに遠い過去となった。
今更、 戻ることはできない。
わかっていながら 動揺したのだ。
だから、 エリザに、 覚めないほどの強い暗示をかけてしまった。

フィニエルに見習って、 durex - デュレックス・潤滑剤 使い方 仕え人たちは椅子を持ち寄り、 おのおの座った。まるで丸く輪になって、 こそこそ話をしているかのようである。
エリザ様はすでに十日間眠り続けています。体は弱り続けています。先日から最高神官の秘所にての治療も行われていますが、 まったく目覚める気配はございません
フィニエルは少し言葉を切った。
私は責任を感じております。暗示を止めさせるためとはいえ、 このように深い暗示をかけ返してしまったことに。ですが、 durex elite 霊山のためには、 仕方がない選択でした durex 敏感
あたりが少しだけざわついた。
確かに、 もう少しでエリザの茶番劇に皆が踊らされ、 とんでもないことになるところだったのだ。
しかし、 durexの薄さ 今度は巫女姫の命を助けるために、 そして負担を少しでも和らげていただくために、 選択を迫られています。すなわち
フィニエルは、 息を吸い込んだ。
今までの霊山では、 考えられないようなことを言わなければならない。

cayenne 媚薬 始ま

赤い染料は無駄になった。
フィニエルは疲れ果てていた。
村々からたくさん運ばれていた荷を、 冬用の保管庫に運ばせる。いつか、 再び必要になればいいと思いながら。

霊山の空気は、 お祭り騒ぎが静まって、 一気に冬が来たようである。
窓から差し込む光はお昼を示しているが、 夏の時よりも影が長い。冬の訪れは、 日を傾けさせる。
皆様に、 今回の騒動の説明をしなければなりません
食堂に集まった仕え人たちを前に、 フィニエルの顔も冬のように枯れていた。
まずは今回の誤報に、 医師の責任はありません。なぜなら、 彼はずっと確信を持てないといい続けていたのです。しかし、 私を初め、 誰もが本気にしませんでした。サリサ様を含めて です

と言いつつ、 フィニエルは知っている。
最高神官は、 知っていた。
知りつつも、 彼もその甘美な夢に身をゆだねたいと願っていた。

理由は エリザ様が霊山全体に暗示を掛けたからです
一部でざわっと声が上がる。
この異常さ 。
霊山は百人もの巫女姫の出産と子育てを見守ってきた。しかし、 このような想像妊娠に振り回されたのは、 cayenne 媚薬 始まって以来のことである。
ですが、 それはあの方の悪意からではありません。むしろ、 cialis 100mg 我々の過大な期待が、 あの方を追い詰めてしまったともいえます。子供さえできれば、 すべては叶う そう思い込んでしまったのです
(なんと 情けなくも未熟なことか d6 媚薬
仕え人たちの心の声が聞こえてきた。
その未熟者の暗示に屈したのは誰なのだ?と心の中で言い返す。
案の定、 大人しくなったものが数名いた。
皆さんの意見をお聞きしたいのです。エリザ様の今後のことにつきまして
そこで言葉を切って、 フィニエルは今まで言ったこともないような、 情けない言葉を口にした。
疲れています。座らせてください
言い終わらないうちに、 developpe sex 成分 彼女は近くの椅子に座った。

2011年12月26日星期一

虚弱体質 ゆっくり休んで元

――なんとも邪悪な気。
子供をがんじがらめにして、 心と体の自由を奪う。誰かが、 子供の健康をよからぬこととして、 強力な力を送り続けているのだ。
このような邪な祈りを、 ムテでは通常の祈りと区別して『呪い』と呼ぶ。

銀の結界をマリに纏わせる。
少しは防御にはなろう。しかし、 マリの命を危うくしてる呪いは強く、 もとを断たないことには解決にはならない。
そして、 今度はエリザだ。
開きっぱなしの目に涙を浮かべたまま、 勃起力減退 口を半分開けたまま、 まるで人形のように床に伏していた。
心に無理やり押し入って相手を追い出すような、 掛けられたほうには不快な暗示だ。相手の力が強く満ちている場合、 単純な方法は無理である。
サリサもかつては、 よくマサ・メルに掛けられていたものであり、 掛けられたほうの心地悪さは身をもって知っている。持続性はないものの、 この暗示は呪いにも似ている。
癒しの手段でもある祈りが、 使いようによっては毒である呪いになるというのは、 まさに紙の表と裏のような関係である。

サリサはエリザを抱き寄せると、 顔についた髪を払い、 子守唄を歌うかのように祈り言葉を唱え始めた。癒しの言葉がエリザを包み込んでは消えてゆく。
やがて、 ひくりとエリザが動いた。ある程度、 癒されたら暗示が解けるようにしておいたのだ。再び暴れそうになるのを、 サリサは抱きしめてやめさせた。
サリサ様、 ごめんなさい。私
興奮はしているが、 先ほどのような気が狂ったのでは?と思われる状況は脱したらしい。
いいのですよ。あなたは疲れています。まずは、 虚弱体質 ゆっくり休んで元気になってください。それから、 マリをお願いします
サリサの胸にしがみついてエリザは泣き出した。先ほどの涙とは別の涙だった。
ごめんなさい
謝ることなんて、 何もありませんから
サリサはエリザの髪を撫でながら、 さらに強き抱きしめた。
――謝ってなんかほしくはない。
涙とともに、 押し隠している苦しみのすべてを、 分け与えてくれたらいいのにと、 悲しく思う。
銀のムテ人にどれだけ癒しの力があろうとも、 人の心の傷を癒すのは魔力などではない。大きな力を持つだけに、 力だけでは癒しきれないものを、 サリサは知っている。


巫女姫の興奮が納まり、 どうにか眠りに着いたあと、 早漏 体力の衰え サリサはエリザと子供をフィニエルに任せた。
その場を収拾できたとはいえ、 根本的な解決はなされていない。
部屋に戻ると、 出たときのままと同じようにかしこまって待機していた仕え人たちが顔を上げた。
仕事熱心とはいえ、 今のサリサにはわずらわしい存在である。
しかし、 だからといって嫌な顔を見せて手の内を読まれてしまうほど、 サリサは愚かではない。微笑みすら浮かべて、 彼らの出迎えに応えた。
それで?原因は何なのでしょう?
医師が恐る恐る聞いてくる。
原因はたいしたことではありません。急激な回復がなされたので、 反動が現れただけです。巫女姫はまだ経験が浅いですから、 少し動揺して興奮してしまったのでしょう
では、 明日か明後日には?
おそらく、 直ると思います
サリサは、 さらりと言ってのけた。
そうでしょうか?やはり、 巫女姫の力が足りないのでは
そう言ったのは、 癒しの仕え人である。
力ではありません。足りないのは経験です
軽く、 しかしはっきりとサリサは断定した。

明日は、 休養最後の日である。
謁見の間から、 仕え人たちの姿が消えると、 サリサはほっとした。が、 無理に平静を装っていた顔は、 余計にけわしくなったに違いない。
晴れ渡った空と窓辺に揺れる木々のざわめき。しかし、 穏やかな霊山の日常は戻っていない。
巫女姫の姿を母屋の窓辺に見ないまま、 サリサはまた祈りの日々に戻らなければならない。
困ったことに、 あと一日
医師にああはいったものの、 明日マリが回復する可能性は極めて少ないだろう。
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勃起障害 サリサは触れた

巫女姫の引き起こす事件・事態・すべてが、 ムテの今後と関わっていると思えばこそ、 仕え人たちは動くのだ。少しでも最高神官を煩わせないように気を使っているのも、 まさに同じ理由なのである。
そのために命を長らえている存在であれば、 文句の言いようもないのではあるが。
目の前にいるフィニエルでさえ、 信頼こそ置けるものの、 そのような仕え人の一人である。他の仕え人よりも力が強い分、 サリサの心さえ読んでしまうことも多々ある。
フィニエルの瞳は、 確かに最高神官らしからぬ動揺を責めるような色があったが、 言葉はなかった。ただ、 厳しい蒼白な顔のまま、 うなずいただけだった。
まずは落ち着けと、 自分自身で言い聞かせたことへの賛同の意味だろう。

部屋の中は暗かった。
悶々と焚き染められた薬草と、 心に伝わってくる祈りの声。かなりの集中力を使っているせいか、 フィニエルとサリサが部屋に入ったことですら、 エリザは気がつかないようだ。
この調子で一晩中祈っていたとしたら、 エリザのほうが参ってしまう。
ですが、 どうしてもやめさせることができないのです。子供と引き離そうとすると、 気が違ったように暴れ出して。あのようなエリザ様は見たことがございません
ひそりとフィニエルが囁いた。
大人しいエリザが、 仕え人たちですら止めることができないほど暴れるとは、 確かに想像しがたかった。
闇の中に浮かぶ銀の光は、 ペニス増大 巫女姫の後ろ姿である。座ったまま、 子供の手を握り締めてでもいるのだろう。時々その手の辺りから、 閃光ともいえるほどの強い光の粒子が飛び散っていた。
このようなきつい力が巫女姫のものとは思いにくい。
私は外しましょうか?
フィニエルが小声で囁いた。
針のように尖った気が満ちている。刺激をしないほうがいい。
ええ、 お願いします
サリサは、 灯りを受け取った。

フィニエルが部屋を出て行ったのを確認してから、 サリサはエリザに近づいた。
しかし、 インポテンツ 彼女はまったく気がついていないようだ。
エリザ?
声をかけても返事がない。
相変わらず、 ぶつぶつと祈り言葉を唱えているだけだ。
気が重すぎる。これでは、 子供も巫女姫も共倒れになってしまう。
サリサは意を決して、 声とともにエリザの肩に手を掛けた。
――とたん。
だめっ!
悲鳴のような声。まるで弾き飛ばされたかのように、 エリザはマリを抱きあげて身を引いた。
エリ
途中でサリサの声は引き裂かれてしまった。
だめ!だめです!この子は誰にも渡しません!私が、 私が癒しますから!放っておいて!
けたたましい声。
かすかに揺れる明かりに照らされたエリザの顔は、 今まで見たことのないものだった。
銀糸の髪が顔にへばりついていても、 気にもしていないようである。目は大きく見開かれたまま、 ギラギラしている。そして、 目の下には隈ができていた。
気が張りすぎて、 興奮状態が続いているのだ。
エリザ!
サリサは、 子供を抱きしめて逃げ惑うエリザの腕を、 やっとの思いで捕まえた。
嫌っ!嫌っ!放して!
興奮が収まらない。泣き叫んで暴れまくり、 外れた腕から平手が三度ほど飛んできた。
エリザは、 最高神官を最高神官として認識していないらしい。サリサは最終手段にうって出た。
エリザの額に指を突きつける。
まるで、 ふぬけたようにエリザは子供をだきしめたまま、 ふらりと座り込んでしまった。
強力な暗示。
体と心は切り離れてしまって、 自分の自由にならな勃起不全いと思わせてしまう。掛けられた方にわかってはいても、 心の奥に働きかけているので、 簡単には解けない。
サリサはほっとして、 殴られた頬に手を当てた。実はかなり痛かった。
エリザから子供を奪い、 布団に寝かせる。確かに子供の意識は遠く、 まるで死んだかのようだった。
が。
サリサは、 顔をしかめた。
仕え人の誰もが気がつかない子供の危篤の原因を、  勃起障害 サリサは触れただけで察したのだ。
マリの意識を失わせているものは、 病などではなかった。

興奮剤 かなりの興

休養六日目。重大な事態が起こる。

いったい、 どういうことなのですか?
医師の話に納得ができず、 サリサは顔をしかめた。
ですから我々も、 巫女姫も、 誰も原因がつかめないのです。子供は昨夜急に倒れて、 中華 そのまま。巫女姫が、 ずっと付き添ってはいるのですが、 予断を許さぬ状態で
だから、 どうして?
どうしてなのか、 さっぱりわからないのです
昨日の様子からは、 どうしてもその話は想像ができない。
朝一番で謁見の間に押しかけてきた仕え人たち――癒しの者と医師に、 説明できるほどのものが何もないことは想像に難くない。だから、 漢方 答えのでない詰問を繰り返すのは愚かなことだとはよくわかっている。
だが、 勃起促進剤 サリサは聞くしか方法がなかった。動揺を隠すために、 サリサは仕え人たちが控えている前を横切り、 窓辺に歩み寄った。
いつもはそこからエリザの様子を見ているのだが、 窓の外に見える巫女姫の母屋の窓に、 今日もエリザの姿はない。

マリの元気な姿ばかりが目に浮かぶ。
――無理をさせただろうか?いや、 それはない。
では、 どうして?わからない。
エリザはまた、 自分を責めているのではないだろうか?

マリも心配だったが、 昨日のかわいがりようからエリザのことも心配だった。
わかりました。私が見てみましょう。巫女姫はどうしていますか?
医師は少し躊躇した。
癒しの者と顔をつき合せると、 今度は癒しの者が口を開いた。
昨夜は一睡もしておりません。それも、 興奮剤 かなりの興奮状態で
さらに言いにくそうに医師が付け加えた。
子供よりも大変かも知れません。あの子が死んだらおそらく一緒に死にかねない状態です


八角の部屋の前にはフィニエルが待機していた。
どうやら、 エリザが神経過敏になっていて、 誰も近寄らせないというのは本当らしい。
夜のうちに教えてくれればいいものをと、 サリサは苦々しく思った。
おそらく、 子供よりも巫女姫の状態のほうが、 彼らには問題なのだ。しかも、 それは彼女が心配だからなどではない。

媚薬 マリも霊山を

ねぇねぇ、 お姉さん。マリ、 お母さんのところに帰れるんだね?
マリがうれしそうに声を上げた。
え?ええ、 そうよ。もう少し元気になったらね
エリザがしゃがみこんで、 マリの目線になって微笑んだ。
その時、 何か一瞬、 空気に緊張が走ったような気がして、 サリサはあたりを見回した。棘のようなものが心に刺さった気がしたのである。
相変わらずのいい天気。風が渡るだけ。気のせい。
ただ、 エリザが硬く抱きしめたので、 マリがちょっと痛そうに顔をしかめていた。
マリ、 充分にもう元気だよ!
マリは、 エリザに抱きしめられたまま、 強壮剤 漢方薬 元気よく返事をした。


楽しかった一日は終わり、 サリサは自室に戻った。
エリザの微笑やマリの元気な姿を思い出すと、 多少の疲れは気にならなかった。
今日ほど幸せそうなエリザを見たことはない。サリサも、 エリザが幸せそうでうれしかった。
それにマリはかわいい。そのまま、 自分の子供にしてしまいたいくらいに。いつも、 エリザの横にあの子がいてくれたならば、 エリザもきっと、 心休まるに違いない。とはいえ。
おそらく、 明日か明後日には、 媚薬 マリも霊山を下りるだろう。そして、 母とともに故郷へ戻ることになるだろう。
黒い八角の部屋だけが、 あの子の霊山の思い出とならなくてよかった。あの歌とともに、 自分たちのことも忘れてほしくはない。
などと、 のんきなことを考えて眠った。

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滋養 マリがふくれ

素の自分に戻れたような気がする。
はるか彼方に時が飛んでいって、 子供の頃の自分に戻り、 失ったものを取り返したような気持ち。
いや、 確かに取り返したのだ。鮮やかな時間を。
その証拠に、 エリザが今、 ここにいる。
が――一瞬はすぐに去り、 あたりは再びヴェールに包まれたように、 薄くなる。
そして、 たくさんのものを纏うのだ。お互いに。

いいのです。二人っきりの時は
サリサも意外な顔をしたはずだ。それを、 韓国終極[痩身] 怒ってるとは取られたくはない。
このままだと、 間違いなくエリザは誤解する。あっという間に、 こわばってしまうにちがいない。
体を起こし手を伸ばして、 エリザの頬に触れた。
大きな瞳には今を畏怖するような色すら浮かんでいて、 韓国終極痩身 彼女は震えていた。泣き出してしまうかもしれない。
むしろ、 あなたには
そこでサリサの声は途切れてしまった。
サリサの胸の上で、 マリが跳ねたからである。息が詰まって咳き込んでしまった。
んもう!二人っきりじゃないもん!マリ、 いるもん!
確かにそうであった。
マリは、 サリサが体を起こしかけたときに転げ落ちそうになり、 腹を立てたらしい。
サリサは、 涙目になりながら、 ごめんと謝った。
マリがいるおかげで、 エリザはエリザらしく振舞えた。しかし、 精力剤 やはりマリがいるおかげで、 それ以上、 心を伝えることもできない。

――最高神官に自己はない。伝えるべき心を持ってはならない。

サリサは、 マサ・メルの教えを思い出し、 気持ちを引き締めた。
伝わらないことがよかったのか、 悪かったのか。
もう、 考えないことにする。


帰る時間になった。
三人は出会った場所で別れることになった。
サリサ様、 今日はとても楽しかったです
敬称はつけているものの、 エリザは本当に幸せそうな笑顔を見せた。頬が桃色でかわいい。
思わず抱きしめてキスしたくなったが、 滋養 マリがふくれそうなのでやめておいた。
私も楽しかったです。それに、 マリも元気になってくれてほっとしました。あなたのおかげですね
エリザは恥ずかしそうにうつむいた。
マリががんばってくれたから。私の力なんて、 微々たるものですもの
そうだよ。マリ、 がんばったんだよ!
そう口を挟むマリの頭をサリサは撫でながら、 言葉は無視した。
あなたは立派な巫女姫ですよ。マリも、 もう家に戻っても大丈夫かもしれませんね
エリザは一瞬、 目を見開いた。

2011年12月25日星期日

超パワー耐久 村を出てき

蛮族は自分たちの望みを叶えるために、 生贄を差し出して祭るそうだ。
故郷の村の人々は大喜びで祝福し、 お祭り騒ぎで巫女姫を見送った。 その姿が思い出された。
喜びの表情だっただろうか?いや、 残虐な微笑みだったかもしれない。 送り出してくれた村人たちは、 生贄を祭ったのだ。
癒しの巫女として帰ってくれば、 村にも多大な恩恵がある。 巫女の知識は村を潤し、 豊かにするだろう。 一人の少女を捧げることで……。
今の自分はまさに生贄として捧げられた羊だった。 へいちんごん まさに儀式が始まろうとしている。
壁に染み込んだ女の叫び声が、 自分の声にすり替わってゆく。 エリザの呼吸は止まった。
エリザは立ち上がると、 たった一つの入り口目指して走り出した。
もう家に帰りたい!後ろ指さされてもかまわない!
巫女に選ばれて誰もが祝福してくれる中、 母だけが悲しそうな顔をしていた。
お前には普通の娘として、 平凡ながらも恋をして、 愛し愛されて結婚してもらいたかったよ
しかし、 入り口はエリザには遠すぎた。 超級猛男カプセル
四方八方から銀の波のごとく、 仕え人たちが押し寄せてきて、 エリザを押し倒した。
押さえつけられた感覚がさらに恐怖をあおり、 エリザは自分でもわけのわからない悲鳴をあげた。 声は部屋中に響き渡ったが、 この部屋から漏れることはないだろう。
エリザは必死に抵抗して暴れ、 泣き叫んでいた。
お気を確かに……。 このようなことは、 一瞬で終わることです
仕え人の一人が、 指先をエリザの額に当てた。 とたんに体の力が抜けて、 エリザは動けなくなってしまった。
ムテの暗示のひとつだ。
これは、 母親がききわけのない子供をおとなしくさせる一番簡単な暗示だった。 エリザは、 ききわけのない子供だった。 超能持久 情けない気分でいっぱいになった。
母の言葉を笑顔で返し、 超パワー耐久 村を出てきたのは自分の意志だった。
村に恩恵を与え、 尊敬される巫女になりたかったのは自分だった。

エリザは、 再び部屋の中央に戻された。
涙をふき取られ、 乱れたローブも整えられた。 髪も梳かされた。
しかし、 再び涙が潤む。
エリザは呪文のように言葉を唱えていた。

龍根増粗王 耐えられなか

あわてた仕え人たちが一斉に立ち上がった。
お言葉ですが、 サリサ・メル様!今夜は一番巫女姫の体調が整っている日なのです。
お子が出来る可能性が非常に高い状態にあります。 今夜を逃しては、 今度はいつこのような恵まれた夜がくるのかはわかりません
最高神官は、 一瞬立ち止まった。
ふりむいた横顔は人形のような顔だった。 揺らめく蝋燭の明かりに照らされて、 怒っているようにも、 哀れんでいるようにも見える。
体調が整っていても、 すべてが整っているわけではありません
そういうと、 最高神官は銀色の髪を翻して、 部屋を出て行ってしまった。

何がいったい起こったのだろう?
エリザは一瞬頭が真っ白になっていた。 おそらく、 様々な思いがエリザの頭の中で押し合いへし合いをして、 すべてあぶれだしてしまったらしい。
仕え人たちは、 部屋の扉が閉まったと同時に騒ぎ出した。 そのざわめきが、 エリザの複雑な思いに方向付けをした。
エリザに押し寄せてきた思いは、 身を捧げずにすんだという安堵感ではなかった。
もっと悲しくて切ない思い。 情けなくてたまらない恥ずかしい気持ちだった。
惨め……それだけだった。
最高神官の有無を言わせぬ言葉には、 感情の入る余地がない。
巫女姫としての務めを果たせなかった。 所詮は辛抱のたりない子供だと思われたことだろう。 西班牙金蒼蝿催情液
しかしそれよりも……女ではないとあきれられてしまったことが切ない。
自分がまだ成熟しきっていないことは、 充分に自覚はしていた。 Gold fly 確かに怖くてたまらなかったし、 貞操を失ったの水 受け入れがたいと感じていた。 でも、 覚悟はしたはずなのだ。
未熟さゆえに、 すべてを否定されたような感覚。 まるで自分が消されてしまったような、 虚しい気分。
なぜ、 龍根増粗王 耐えられなかったのだろう?
どうせ捧げなければならないものならば、 今日、 すべてが終わってしまったほうがよかった。 次の時まで、 巫女である限りは憂鬱な気分が続くのだろう。
しかも、 仕え人たちの落胆振りはひどいものだった。
明日からますます冷たい目で見られることだろう。
銀のムテ人
初夜
(2)

ムテは滅びゆく純血魔族である。
かつては千年生きたという神代の種族も、 今はせいぜい三百年生きれば長生きといえた。 そして大いなる魔の力も、 徐々に失われつつある。
五年に一度しか子をなすことの出来ないムテでは、 神官となって力を発する者の出現すらまれなのだ。
ムテの霊山に篭り、 自らの寿命を魔力にかえてムテを守り続けることが出来る最高神官は、 ムテでは失われてはならない貴重で高貴な存在だった。
最高神官の優れた血を残す手段として、 巫女制度は三百年以上続いている。

西域腎寶 最高神官

やがて、 入り口の扉が開かれた。
銀色の背の高い影が入ってきたかと思うと、 入り口近くの仕え人から灯りを受け取った。
そのとたん、 銀色の光は消えて、 蝋燭の光の中、 銀色の髪が反射して輝いた。
最高神官は結界を外したらしい。 その行為は、 身に付けていたものの一番上のものを脱いだといえるだろう。
エリザは、 動けないままにその様子を見ていた。 動かせるのは目と唇だけだった。
最高神官の瞳は、 他の仕え人たちと同じように、 自分を見つめている。
ムテらしい銀色の目だ。 金威龍 冷たい魔を持った目だ。
もう逃げることは出来ない。 エリザは思わず目をぎゅっとつぶった。

長い時間がたったような気がする。
と、 思ったとたんに何者かが頬に触れた。
思わずエリザはびくっとしたが、 けして目を開けることはしなかった。 一瞬、 我慢すればいいのだ。 一瞬だ……。
目の前が明るくなった。 最高神官は、 灯りをかざしてエリザを見ているようだった。
いったいどうしたのです?怪我をしているではないですか?
ムテの神官らしいこもったような滑らかな発音だ。 エリザはそっと目を開けた。
先ほどの捕り物で、 仕え人の爪がエリザの頬を傷つけていたのだ。
仕え人たちが少しだけざわついた。
きれいにふき取られたとはいえ、 時間がたった。 頬にかすかに血がにじんでいるのを、 最高神官は見逃さなかったらしい。
彼は灯りを床に置いた。
ちらりちらりと燃える蝋燭。 その灯りはやわらかい。
エリザはぼうっとその光を見つめていた。 神官が自分を見つめているのがわかる。
氷のような冷たい目を、 エリザは見たくはなかった。 片手がエリザの肩を抱いたが、 目線をあわせないようにして、 エリザは唇をかすかに動かした。
一瞬で……すむ……。
エリザの視線の隅に白い指先がちらついた。 蝋燭に照れされ弧を描くようにふられた指に、 エリザの意識が重なった。
とたんに体が自由になった。
エリザに掛かっていた暗示がとけたのだった。
エリザはあわてて肩に掛かった神官の手を払うと、 はじかれたように後ずさりした。 立ち上がれなかったのは、 暗示のせいではなく、 腰が立たなかったせいである。
奥の仕え人がエリザを取り押さえようとして立ち上がるのを、 最高神官は手で合図して止めさせた。 イリュウ
一瞬静寂が流れた。
最高神官サリサ・メルは、 再び灯りを手にとると立ち上がった。
蝋燭の灯りがエリザの上に影を落とし、 西域腎寶 最高神官をますます長身に感じさせた。
彼は、 すべての状況を把握したのだ。
周りに、 再び銀の結界がまとわりつき、 あたりは銀色に輝いた。 サイイキジンホウ
今夜はここまでですね
そういうと彼は入ってきたほうに向かって歩き出した。

蔵秘雄精 その中

祠のさらに奥の部屋に特殊な寝所がある。
先代の最高神官マサ・メルが作らせた部屋のひとつで、 黒い石を組み上げられて作られている。 外の世界と内の世界を完全に遮断することができる部屋であり、 常に銀の結界をまとい続けているマサ・メルにとっては、 唯一それを外すことができた場所だった。
ここで、 マサ・メルは多くの巫女たちと交わった。 そして、 出産もこの場所で行われ、 多くの子供が生れたのだ。
清められているとはいえ、 何か血なまぐささを感じる。 達立
女たちの悲鳴が聞こえてくるようだった。 それは、 性交による快感の悲鳴なのか、 苦痛の悲鳴なのか、 はたまた出産の苦しみの声なのか、 子供を得た喜びの声なのか?いずれのものだとしても、 エリザには恐ろしく思えた。
部屋は八角形だった。 Darling
その隅々に仕え人たちが待機して見守っている。 この部屋の形が魔力を高めてくれるのだと、 仕え人がいう。 確かにそうかも知れない。 部屋の中央に座らされたエリザには、 仕え人たちの直視に、 魔の力以上の凄みを感じて、 気が落ち着かない。
せめて、 席を外してくれたら……と思う。
銀に輝くムテの結界も、 その行為の間は外される。 かつて、 その瞬間を狙ってマサ・メルを殺そうとした女がいたらしい。 最高神官は運良く事なきを得たが、 それ以降は信頼のおける仕え人たちを、 行為の時に同席させるようになった。
その風習が今でも脈々と続いているのだ。

時間が過ぎてゆく。 最高神官はなかなか現れない。
先ほどの香油の香りがむせた。 塗りつけられた手の感覚が再び戻ってきて、 エリザはぞくぞくと身震いした。
不安にかられて、 エリザはあたりを見回した。
そそり立つ壁は黒塗りされていて、 蔵秘雄精 その中、 使え人たちの銀髪が、 幽霊のように浮かびあがる。 その奥に光る眼差しも銀色で、 刺すようにエリザを見据えている。
壁が迫ってくるような、 闇に押さえつけられるような胸苦しさで、 早まっていく自分の呼吸の音だけが響いた。
闇の世界に、 これから自分の身に起こる情景が浮かんでは消えた。
銀の目にさらされて、 黒金剛 すべてをあらわにされ、 押さえつけられ、 かつてここで悲鳴をあげた女たちのように、 引き裂かれていくのだ。
不安は突如として恐怖に変わった。
聞いたことがある。

男露888 若い心を完全に凍り付かせ

そのようにご自身に無頓着な貴方だからこそ、 この私が身命を賭してお仕えせねばという気持ちが沸き起こってくるのです、 ご主人様
マイ・ロード

……ああ、 そう
貴方に去れと命じられることのない限り、 我が身命の全てを捧げます
心の底からどうでも良いというように聞き流したルイスは視線を外し、 窓の外の景色を眺めた。
こうなるともう何を言っても無駄だ。
そう理解するほどの年月を重ねてきた。 だが、 ルイスはファウストを信用していない。
かつてエレンが望んだようにルイスは逃げない。 己を含めて何も信用せず、 価値も持っていない。
レヴェリーは守る人がいればこそ強くなれる人間だが、 ルイスは一人だからこそ強く在れる人間だ。
なるべくそれを尊重しながら、 七年掛けて傷を縫い合わせる努力をしてきた。 男根増長素 レヴェリーは孤児であることを窺わせない素直な子供に育ったし、 ルイスも棘のない穏和な子供に育った。
傷の縫合は上手くいったと思っていた。
それが全くの検討違いの見解だと知ったのは、 それからすぐのことだった。
神が人を裁かず人が人を裁くというなら、 男性活力素 オレにも権利はあるんですよね……
表面上は穏やかだった。 内面は毒に染まるように激しく壊れていった。
十代半ばという多感な時期に過去の傷を掻き回されて、 可笑しくならないはずもなかった。
人の殺し方を教えて下さい
人を殺す為の力が欲しいのだと乞われた時、 ファウストは嘆く一方で安堵した。
――――これは、 待ちわびた【復讐】の時だと。


刃物に銃器、 自分の知る限りの人殺しの術を与えた。
外では彼の心の傷を抉るような言葉を掛けて追い詰め、 家ではどっぷりと労りの言葉を掛ける。
自分も大概悪趣味だなとうんざりしながらもファウストは教官としては鬼の姿勢を貫き、 従者としては懐深い理解者としての姿勢を貫いた。
次第にルイスは酷い顔をするようになった。 男露888
若い心を完全に凍り付かせ、 血も涙もない人形としての自身を完成させていたのなら彼は苦悩なく生きられただろう。 だが、 彼は中途半端に甘かった。
アデルバートとエレンに愛情深く育てられたからだろうか。 他人の痛みに敏感だったのだ。
その【甘さ】が奇妙な縁を呼んでしまう。
よりにもよってだ。 よりによって、 どうしてディアナの娘と友人なのだろう。
人間と外法の混血。 維高 延命処置の負担で決して長くは生きられない憐れな少女。 彼女は彼にとって敵だ。
(よりにもよって……。 友人は選べと言われているのを忘れたんですかね)

2011年12月23日星期五

マーベロン 彼の指先

先生のご慧眼通り、 この子が夜泣きをして困るんですよ
すでにハナから聴いているから吉賀谷が知っているだろうことを、 柳子が、 彼の慧眼だと言いながら浩二を差し出すようにすると、 彼は両手で捧げ持つように浩二を受け取り、 横に寝かせ、 シャツの裾を開いて、 手を差し入れ、 腹を撫でる所作が手慣れていて、 たいていの場合初対面の男には、 人見知りをして泣く浩二が泣かないのだ。
子どもは動物的な勘で、 相手が危険な存在か安全かを感知するはずだから、 仏に抱かれたようにぬくぬくとした顔の浩二を視ただけでも、 吉賀谷の治療効果を信じてしまう。
この子の夜泣きは、 あなたの乳の出が悪いことから神経質になっているんですよ。それと少し腸が弱いようですね。濃い牛乳よりも薄めて与えるほうがいいでしょう
吉賀谷が、 ノルフロキサシン 浩二の腹に手を当てただけで、 Norfloxacin 即座に診断を下したから、 吉賀谷が医者ででもあるような錯覚を持ってしまう。
わたしに胸の膨らみがなく、 痩せた男のように扁平だから、 乳の出が悪くて、 牛乳を薄めて飲ませたらいいでしょう、 と言うところは誰でもが考えることだから、 別に敬服するようなことではなかったが、 彼が手を当てて軽く揉むようにすると、 浩二が快い寝息を立てて眠ってしまったので、 それが柳子に、 吉賀谷を心酔させる理由になったようだった。
吉賀谷が、 いつも自慢にするのは、 これなのだ。具体的に接触しさえすれば、 俺の眼と声と手によって、 人は心を傾けてくるのだ、 と。
お子さんは腸が弱いようですが、 あなたはすこし胃が弱いようですね
吉賀谷から内臓を透視しているかのように指摘されて、 柳子は、 すっかり心のなかに残っていた猜疑心を拭い取ってしまう。
これも遺伝なのか、 吉賀谷が指摘したように、 胃腸の悪い父の血を引いたのだろう、 わたしの胃が悪く、 浩二の腸が弱いというのは、 どうしようもない体質なのだから、 と柳子は納得した。
吉賀谷が、 柳子と話しながら、 視線を柳子の瞳孔に差し込むようにして、 額に念力を集中し、 催眠効果を増幅させていることまで、 柳子は知る由もなかった。
なんだか急に眠気が襲ってきた感じを受けたのだが。
少し圧さえてみましょう
はあ、 どこをですか
胃の辺りを
あのう
いやそのままでよろしいですよ、 衣服の上からでも。わたしの掌、 そして指先から超自然的な光線が発して、 患部に注ぎ込まれますから、 すこし痺れるような感じはしますが、 それが徐々に障害を取り除いていきます
やわらかい吉賀谷の声を、 耳当たり良く聴いていると、 彼が座を立って後ろに回り、 柳子がやや背に警戒心を起こすのに構わず、 躰を接触してきて、 腕を前に回し、 衣服の上から胃の辺りに人差し指と中指を当て、 心持ち軽く力を加えると、 マーベロン 彼の指先から電波のようなちかちかするものが伝わってきて、 胃に刺激が加わってくるのがわかった。
柳子は、 気持ちがいい、 という言葉が口から出るのを危うく食い止める。それが淫靡な雰囲気になるように惟って。
浩二は、 AILIDA 柳子の膝を枕にして、 軽い寝息を立てはじめるし、 柳子自身も痺れるような睡魔に襲われはじめていた。

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ハナ、 席を外しなさい
と心持ち切っ先を流した。剣道で言う無手勝流の構えだ、 とアラモで佐藤剛三から教わった剣道に関する話を想い出していた。
柳子は、 ふふん、 マジックラブポーション と鼻の奥で、 相手が一節の間を置いたのを嗤った。
過激な日蓮宗の僧侶で、 桜組挺身隊という組織をつくり、 日本の出先機関に対し強行に帰還船の要求をするという、 吉賀谷の桜組挺身隊結成の主旨を、 雨宮からは聴いていたから、 よく観察して帰り、 浩一に報告しなければならない、 と柳子は考えた。
そういうジャーナリスティックな内心まで見抜かれてはならないと思って、
お噂はお聴きしていましたが、 先生は噂以上に魅力のあるお方だと、 お会いして感じました
と柳子も、 マカ【MACA】まか 社交性に富んだ柔軟戦法に切り替えた。
柳子が、 初対面の吉賀谷から受けた印象は浩一が言うように、 どこかに胡散臭さはあったが、 それは痩せぎすで、 顔の陰影が濃いせいだろう、 陰険な感じを受けるのは、 と割り引いて視た。
柳子が割り引いて見たのは、 なんと表現していいのかわからないけれど、 ぐいぐいと惹きこまれるような牽引力があって、 魅力的な男には違いなかったからだった。
安西浩一も初対面のときには、 古武士のような容貌と知的な感じから、 川俣二郎と対比して、 男の魅力としては安西のほうに軍配を上げるなあ、 と思ったのだが、 セックスをして悲観し、 夫婦になって平凡に見えてしまったので、 軽々しくは判断を下せないとは思ったのだが、 吉賀谷は、 マグナRX 何かしらプラスアルファーを持っているように感じるのだ。
そのとき柳子が、 そのプラスアルファーをなんと表現すればいいのかと思って、 脳波の回転を速くする。
ずっとむかし初恋をした川田鷹彦と言う青年が、 人の上に立とうとするものには意識的な融和策よりも、 自然に備わったカリスマ性がなければならない、 と言ったことを、 吉賀谷と身近に対面して、 Magna RX ああ、 これがカリスマというものではないだろうか、 とわかったからだった。
それは預言者だとか呪術者が持っている天与の資質だという。そういえばたしかに、 吉賀谷義雄という男にはカリスマという人間の五感、 いや第六感をも超越した神懸り的なものが備わっているように思えた。
視線に暗さと刺々しさを感じるけれど、 話す声が少し女性的な高音でよく通るし、 その女性的な声を意識して抑えようと調子を落として話すからか、 かえって甘くて優しい感じになり、 彼への警戒心を中和させる。
距離を保って視た印象と、 近く接して話し合ったあとの印象とでは、 吉賀谷に対する考え方を一変させるほどの違いがある、 と柳子は惟った。
人間を、 ちょっとした印象だけで評価を下してしまうのは間違いだ、 と吉賀谷は口では言わなかったが、 そう反省させるようなところがあった。
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柳子は、 故もなくハナに嫉妬を覚えた。そして嫉妬を感じたことに、 みずからの矜持を傷つけられた思いをして、 反感を持った。
子どもの夜泣きを、 吉賀谷先生に診ていただこうと思って
はい、 しばらく待合室でお待ち願えましか。待合室は中の部屋になっています
ハナがそう言って、 柳子を案内し、 その足で奥に入っていって、 吉賀谷に安西柳子の来意を告げているのが、 小声ながら聴こえた。
中の部屋が待合室。奥の部屋を診療室にして、 吉賀谷が来診者に接していた。
三組の先客があって、 気の短い柳子が気持ちを苛立てはじめたとき、 まるで頃合いを計っていたように前の客が終わって、 ハナが、 柳子を呼んだ。
先生、 はじめましてお目にかかりますが、 わたし安西柳子と申しまして
柳子が挨拶をしはじめると、
ああ、 ロンドリーナ新報社の安西さんの奥さんでしたか。あなたのお父さんでしょう、 内藤龍一さんは。ご熱心にお出でくださっておられますよ
と吉賀谷は、 すでに龍一とは顔見知りの気安さで応じた。
柳子は、 彼の厳しい顔立ちと、 勁い視線からは想像できなかった甘い声で応対したから、 安西が吉賀谷を観た印象が間違っていたのではないだろうか、 と思った。
父は狂信的信念派ですから、 何を言っても割り引いて聴いてください。先生は日蓮宗の僧侶だと聴いていますけど、 身延山に行かれたことがおありですか、 あそこも勢力争いでたいへんだと聴いていますけど
と柳子が唐突に予期していなかった話題を出してきたから、 吉賀谷は虚を突かれたのだろう、 背筋をきりっと立て直した。
ほう、 さすが元新聞記者、 いま新聞社の奥様の貫禄ですなあ、 遠い日本の現状がお見えになるとは驚きました
この女は、 ほかの女のようには扱えないぞ、 と吉賀谷は臍を固めたが、 知的な女を攻め落とす術も心得ていたから、 攻撃方法を変えるだけだ。
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吉賀谷からずばりと言い当てられたから、 柳子は薄い胸を張る。
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と言ったからだった。
主人には言わないでね
柳子は、 吉賀谷のところに行くことを、 雨宮の口を封じておいて、 子どもの夜泣きを治してもらうのだから、 という口実を自分自身の言い訳にして、 出かけて行った。
その日は、 講話をする日程ではなく、 指圧治療の日なのを、 雨宮から聴いて、 出てゆく柳子の足取りはいそいそしていた。
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柳子が、 秋子と郷谷とのあいだがしっくり合っているのを羨んだのは、 安西とのあいだが年齢的に離れているからだと思っていたのが、 そうではなく、 心の触れ合いが、 Motivator 歳のせいでもなく、 性格的なものなのだ、 と秋子と郷谷の仲を見てわかったから、 恋愛などの心の触れ合いには、 バイアグラ+レビトラ 年齢など在って無いようなものなのだ、 と惟った。
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と柳子が歓んで受け取ったのも、 郷谷の気持ちがうれしかったからだった。
秋子らは、 柳子を家の前まで送ってきて、 車から降りずに、 お母さんによろしく、 シアリス と言って帰って行った。

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秋子がそう言ったのだから、 Cialis 会いたければすぐにでも来ただろうけれど、 その後、 音信は絶えたままになった。
それは秋子とのあいだの友情が切れたからではなく、 秋子が心臓を悪くし、 柳子のほうに桜組挺身隊に一家を上げて参加するという支障ができたからだった。
安西浩一が、 雨宮に注意を与えた日、 閨に入ってから柳子の耳に、

2011年12月22日星期四

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レビトラ しているだけで、 冷めた表情を動かすことはなかった。
それはいい、 ぼくらの左翼組織に入って、 教育的な援助をしてくださいよ
思惑通りに相手が乗ってきたから、 吉賀谷は気をよくして、
ああ、 そうしましょう。ぼくはロシアにも行ったことがありまして、 向こうの共産党本部との連絡も取れます
から
と調子に乗って大法螺を吹く。
日本も戦後は民主勢力が強大になっているし、 とくに左翼系の思想解除があって、 非常に左翼運動が活発にな
っていますねえ
吉賀谷は、 ガイジンから日本の実情を教えられるのが内心おもしろくなかったが、 それを隠して、
ええ、 そうなんですよ。我々左翼勢力がみずからの力によってその地位を勝ち取ったのです
と言ったが、 レビトラ100mg*30錠 それが薮蛇になったのには気づかなかった。
日本の現在の情勢は、 日本人の努力によって勝ち取ったものではなく、 資本主義勢力の尖兵である占領軍から
与えられたものだったから、 時の勢いで獲得した左翼政府は一年と持たず、 アメリカの介入によって、 また保守
勢力に奪い返されていたし、 その後レッド・パージの強硬政策によって、 左翼勢力の弱体化が進められていたこ
となどは、 吉賀谷よりもよく知っているガイジン記者は、 levitra 100mg*30錠 皮肉な表情を顕わにした。
吉賀谷は、 それには気づかなかった。
近々に日本にも、 左翼革命が起こるかもしれない、 などと噂されていますが
そんなことは不可能だろう、 と思いながら記者が言うと、
いや、 それは噂に留まらず、 実際に革命が起こる可能性は十分あるんですよ
と内心で戸惑いながら、 吉賀谷は嵩にかかって言う。
ガイジン記者は、 インタビューしていて、 吉賀谷があまり日本の情勢を知らないことがわかったのだろう、 中
途半端に打ち切って、 レビトラ 100mg*8カプセル
まあ、 頑張ってください
と白けた事務的な表情をして、 ソファーからたったが、 光子には、
ありがとう
とそれだけ日本語で言って、 あとはポルトガル語で、
すばらしい通訳でした。どうぞわたしたちの新聞社にもお出でください。よろしかったらぼくと夕食をともに
して下さったら光栄です

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吉賀谷は、 自分が言ったことをどれだけ理解できているのかと危ぶんだのだが、 光子が逐一、 躓きもせず流暢 フォリゲンスプレー
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ああ、 心得ていますよ。まだまだブラジルは左翼勢力が弱くてね。軍事政権を打倒しなければ民主主義にはな
りません。そこでひとつ疑問がありますが
どういうことでしょうか
吉賀谷の顔色が揺らめく。
ブラジルではまだ危険思想とされている共産党を、 領事館でみずから公言したことですが
吉賀谷は、 ほっとして言う。
ああ、 それはね、 戦術です。戦後の日本では共産党も政治政党として認められていますので、 領事館のなかで
それを言っても差し支えないんですよ。しかし、 まだ日本人の心の根底には共産主義者に対する恐怖心はありま
すから、 ここに集結している日本人をニューギニア島へ送るために交渉していたのが、 いつまで経っても埒があ
かないから、 ショック療法として、 がつんとぶち噛ましたら、 相手が慌ててブラジルの政治警察と相談して、 強
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ああ、 なるほど、 Folligen 逆手を使ったわけですね。そこで、 日本へ強制送還ということになりますと、 ヨシガヤさん
も日本へ帰ってしまわれるわけですか
いやいや、 ぼくは残ります。残って地下に潜ります。そしてブラジルの共産党に寄与したいと考えているんで フィンペシア 1mg
すよ
吉賀谷は、 話ながら計算していた。俺は日本へ帰れる身じゃないし、 ブラジルでも日本人社会で世間を狭くし
てしまったから、 これをチャンスにして、 ブラジル共産党のなかに潜り込むのが賢明だろう。帝国主義であれ、
共産主義であれ、 俺の頭脳のなかにある知性は、 時に応じて塗り替えられ、 口という重宝なものから吐き出され
ると、 Finpecia 1mg 相手によってオートマチックに言葉が変換されてゆくのだから、 と。
光子は、 吉賀谷が嘘八百を並べているのはわかっていたが、 吐き出された言葉を事務的にポルトガル語に翻訳

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はい
と返事をする。
通訳を頼むよ
吉賀谷がそう言うと、 TESTINOL 深川が、 ぱっと光子の近くに寄って行って、
お茶はぼくが持ってゆくから
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滋雄が常に警戒を怠らないのは、 チャンスがあればと狙っているのが吉賀谷だけではなく、 戸田や深川も光子
の背後に卑猥な視線を送っているからだった。
光子が応接室に入ってゆくと、 左翼系新聞の記者がソファーから立って、 親密な感じで握手を求め、
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よろしく
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吉賀谷は、 領事館でやけくそになって叫んだ俺たちは共産党員だという言葉が、 左翼系新聞社に大きなニ
ュースヴァリューになったらしいのがわかって、 気分よく応対する。
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そうそう、 ぼくは、 仏教の坊主としてブラジルに来たのだから、 公にしてもらっては困りますがね。じつは日 デュレックス プレイ ウォーム
本人が日本に帰還するときのために左翼思想を教育しておく任務を負ってきたので、 こうして日本精神道場を開
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を教え、 世界が赤化しているのに乗り遅れないように思想的変換を今からしなければならない準備を説いている
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吉賀谷は抜けぬけと嘘を言ったが、 フェロモン香水 いまはもう自分自身でもそれを嘘と惟えないほど、 日常的な姿勢になって
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ガイジン記者を招じ入れる前に、 その辺りで成り行きを見ていた隊員に向かって、
それ見なさい、 ぼくの戦略が大いに功を奏して、 こうして食料を大量に確保することができたでしょう。ぼく
がする難しい説明がわからないものでも、 この事実を見たら、 ぼくの行動が正しかったと認めなければならない
はずだ
と威張って見せることを忘れなかった。このニュースは、 深川の拡声器を使用しなくても、 瞬時にして隊内に プロコミル スプレー
広がるだろうと思いながら。
外人記者が、 プレイボーイ 小型トラックの運転手に向かって、
おい、 こちらに降ろしてくれ
と声をかけたときには、 宿舎から隊員たちも、 ドイツ情人粉劑 何事が起こったのかと、 ぞろぞろ出てきていたから、
ああ、 きみたち、 荷卸しを手伝ってくれ
と吉賀谷が誇らしげに指図した。
米五キロ入りの袋が二十袋、 豆五キロ入りが二十袋、 芋三十キロ、 砂糖と塩と石鹸などが、 事務所のなかに担
ぎ込まれる。
それをじっと観ながら、 吉賀谷は自然に涌き出てくる笑みを抑えられない様子だった。性格的にも、 意識的に
も、 いつも暗くて冷たい目つきでいるのが緩んで、 抑制できないようだった。
百キロの米に大喜びする吉賀谷だったが、 一五五人の隊員に、 一日二食の雑炊にして出しても、 五日分にしか
ならないのだ。
ヨシガヤさんは日本共産党の幹部ですか
ガイジン記者は、 応接間に通されるとすぐ質問してきた。
ああ、 光ちゃん
吉賀谷は事務室に向かって、 雨宮滋雄と妹の光子が机を並べて事務を執っている兄のほうを呼ばず、 光子を砕 テスティノル
けた言い方で呼んだ。
滋雄が、 ちかっ、 と眸から警戒の矢を放ってから、 妹のほうに頷く。
光子が、 兄のほうに黙諾してから、

の出 Rogaine 5%

そう言って苦渋を噛み締めていた浩一に、 清吉は同情を示していた。
隊員が浮き足立っている状態になっても、 悪運の強いものには、 悪魔が手を貸すようだった。
砂塵を巻いて小型トラックが大門の前で停まった。
雨宮がすぐ席を立って、 外に出た。
小型トラックの助手席から降りてきた男と雨宮が、 ブラジル語で声高に喋り合っているうちに、 雨宮の動きが
活発になって、 いそいそと大門を引き開ける。
事務所のなかから様子を窺っていた吉賀谷の勘が働き、 棚ぼた式の幸運が降ってきたのだとわかった。
先生、 左翼系の新聞社から、 食料のプレゼンチを持って来たんです
雨宮が大声で言うと、
おうっ
と吉賀谷が喚声に近い声を挙げて、 顔色がぱっと映え、 大門のほうへ走った。
そして、 助手席から降りてきた背広姿の男のほうへ、 セックス キング まだ距離があるうちから手を伸ばしていって、 両手で相
手の片手を包むような握手をした。
ぼくがここの責任者の吉賀谷です
隊員たちには、 かつて見せたことのない、 崩れた笑顔をつくって言う。
ああ、 ヨシガヤさん。名前は新聞紙上で拝見し、 よく知っていますよ
すでに知名人になっていることはうれしかったが、 この男が記憶したヨシガヤが、 いつの新聞の、 女誑
しという記事なのか、 詐欺師という記事なのか、 桜組挺身隊に関する記事のなかでなのか、 最終的な
領事館への殴り込みを取り扱ったものなのか、 九州神龍 どういう記事によって知った姓名なのかわからないから、 吉
賀谷はよろこんでいいのか、 警戒しなければならないのか、 判断ができなくて、 あいまいな表情で肯く。
あなた方が、 日本の共産党と連携して運動している団体だと聴いたもので、 ロゲイン 5% ちょっと取材したいし、 なにより
も頑張ってもらわなければと惟って、 食料を差し入れに来たんですよ
このガイジンの新聞記者が話す早口のブラジル語が、 吉賀谷に全部わかったわけではなかったが、 そばに居る
雨宮が適当に通訳したから、 双方の会話はスムーズに進んだ。
何はともあれ食料の差し入れだというのだから、 理由などどうでもよかった。思わず足が地から浮き上が
るほどの朗報には違いなかった。
吉賀谷にすれば、 取材に来た新聞が何系であろうと構わないのだ。桜組挺身隊が正当な主張をして、 日本の出 Rogaine 5%
先機関の領事館が、 自国民を蔑ろにする悪者であるように書いてもらえば事足りるのだ。
そういうふうに書かせる話術には自信があったから、
どうぞ、 事務所に入ってください
と丁重に招じ入れる。

2011年12月21日星期三

塩酸ミノサイクリン 一年の月日の過ぎる

中華蔵宝 アキオの気持ちを汲んでだろう、 マルタは表情だけで笑った。
女の心は猫の眼のように変わるものだから、 と思いながらアキオは席を立つ。
もう葡萄の房がたわわになっていたのだけれど、 マルタがそれに鋏を入れず、 三便宝カプセル放置してあった。
その葡萄棚の下を通って甘い香りを嗅ぐだけだったが、 鳥や蜂がその汁液を吸いにくる羽音を聴き、 観ているほうが楽しくて、 絵にしようという興味は湧いてこなかった。
そういえばもうここに来てから、 ぼつぼつ一年になろうかという季節になっているのだ、 とアキオは振りかえる。
そして、 なんということだろう、 塩酸ミノサイクリン 一年の月日の過ぎるのが早いと思う年齢になっているのか、 と愕然とする。
まだそんなに 塩酸ドキシサイクリン 年齢を気にする歳でもないはずなのに、 マルタと生活するようになってから、 あまりにも過去のことどもを憶い出させる話を多く聴きすぎ、 言い過ぎたからだろうか、 過去と現在のあいだを何度も往復したからだろうか、 現在までの時空間を縮めてしまったのは。
そして男と女がひとつ屋根の下に暮しているうちに、 行き着くところまで行き着いてしまったことで、 ぼつぼつ離別のときがきていることに思い至ったのは。
あ、 とアキオは小さく声を放ってしまう。そうかあ、 そうだったのか。今朝からマルタが鬱屈した様子を見せていたのは、 これだったのだ。彼女もまた、 その思いの重さに沈んでいたのだ、 と。
あれほど男女がひとつ屋根の下で共棲していても、 プラトニックに暮せるものなのを実証しよう、 と考えたわけではなかったが、 なんとなく一線を越えない不文律のなかで、 互いに矜持を保つ緊張感が、 ひとつの感懐になり得ていたのだ。
いつ踏み越えてもおかしくないほど熱烈なキスをしながら、 爽やかに抱き合っていた躰を放していたのを、 あの夜あれほどあっさり踏み越えてしまったことに、 忸怩たるものを覚えているのかもしれなかった。
アキオが、 こんどのような体験ははじめてだったと思っていたように、 マルタにもはじめての経験だったのだ。金銭に纏わることのない、 透明感のある情愛。
いまの荒んだ世の中に、 前世紀的な純粋な愛がまだ残っていて、 それにみずからが溺れ込んで行こうとしているのを感じて、 怖い、 と思っていたのだ。
そんなハレの情感が、 ウツの状態にさせていた。
これからアキオとの生活が、 いつまでつづけられるのかわからなかったから、 それが不安になった。
不幸な結果が生じるのを厭う気持ちが働くのは、 あまりにも残酷な過去を体験したからだったが、 それを推うみずからの年齢を考えてしまうし、 二度咲きに咲いた華やぎを成し遂げたいと推う気持ちとが錯綜して、 大きな心の振幅に慄くのだった。
その慄きを回避する手立てがわからなかった。

イリュウ 今朝の鬱屈した様子が

いままでは一人分だけの間隔を空けて座っていたのだが。
普段家にいるときには、 マルタは薄いワンピースしか身につけなかったから、 じかに触れると、 薄い生地があってないように、 肌の感触が伝わってくる。
昨夜抱いたマルタの柔らかさと温もりをアキオは感じて、 また欲情する。
あれからどこへ行ってしまったのか、 威哥王三鞭粒 戻ってこない老犬が、 いまここにいたら、 寄り添うふたりのあいだに割り込んできただろう。
マルタが身動きするたびに、 大きなくらげが波に揺れる感じで、 乳房が揺れ動く。
それは、 威力王 マルタを抱く前から視線を縛りつけるものとして、 見るたびにアキオが固唾を呑み下ろしていたものだった。
ガイジン特有の、 裸体の膨張率の大きさに驚き、 肉の柔らかさに深深と沈み、 肌理の粗さに汗を滲み込ませた感触が蘇ってくる。
快感が昇りつめてくると、 急激に収縮する力が増強してくる彼女の肉に、 過去の男たちが悦んだという秘密を悟ったアキオだった。
コーヒーがいいかしら、 紅茶がいいかしら
マルタが、 一夜のまぐわいで、 すっかり変容した怪しげな視線をアキオに流して訊ねる。
威龍 紅茶にレモン
アキオが応えるのを背中で聴いて、 炊事場に入ってゆくマルタの後ろ姿に、 アキオはずっしりとした疲労感をみた。
昨夜のはしゃぎようが嘘だったような、 イリュウ 今朝の鬱屈した様子が、 昨夜精力を使い果たした疲労感からくるだけのようには思えなかった。
朝の紅茶を喫んでいるあいだも、 マルタは物思いに耽っているように視えた。
昨日は、 ぼくの人生のなかの最大の事件だったし、 最高にうれしい出来事だったよ
アキオが言うと、
そうだったわねえ
とマルタは口で同調しながらも、 心ここにあらずといった、 身の入らないふうだった。
なにが女をそうさせているのか、 アキオは考えるのが億劫だったから、 それには取り合わずにいた。
マルタは昨夜のことで、 彼女自身の人生にひとつの節目ができたのを、 じっくり噛み締めているのに違いない、 と善意に解釈して、
今日はゆっくりブドウ棚を描くよ。きっと描いた葡萄まで糖度が増すやろね
とマルタの笑顔を待つ。

威哥王5000mg マルタは反芻し

ねえ、 威哥王 アキオ。わたしたちは、 こんな形式の中でいつまでも角張っていていいの。何もかも脱ぎ捨てて、 裸になって抱き合う時間がきているのじゃないかしら
と言ったのがきっかけになって、 ダンスで滲み出た汗を流さず、 ウェイカワン それぞれが乱暴に衣服を脱ぎ捨て、 そのままベッドに倒れ込んで、 抱きあった。
たとえ薄い生地でも服を着ているときのマルタとは、 まったくボリュームにおいて別人のように膨張する肉体に、 アキオはどっぷりと沈み込んでしまう。

マルタは、 アキオと行きつくところまで行きついても、 アンドレアスに嘘をいうことになるのを、 疚しく思わなかった。
アンドレアスが、 アキオとの関係を怒って離れて行っても好いと考えた。彼には妻があって、 こちらとの関係は、 日常性を食み出した気分転換のための、 一日の七十二分の一ほどの快楽に過ぎないのだから。
薮蚊のセックスよりはまだましだけれど、 と思ったのは、 揺り椅子の揺れに身を任しながら、 ふと観た地面で、 薮蚊が産卵に余念のない行為をつづけていたからだった。
蚊のメスが湿ってやわらかい土のなかに産卵するときの恰好は、 動物のオスが交尾する行為に似ていた。
アキオと過ごした最高に素晴らしかった昨夜、 いままで自死もせず、 苦々しく生きてきたことへの償いを、 神ではなく、 生臭い人間の男が充溢するほど与えてくれたのを、 まぶしい陽光に眼を瞬かせながら、 威哥王5000mg マルタは反芻していた。
アキオが、 眩しい陽光に瞼をしわしわさせながら、 楊枝を咥えて出てくるのをみて、 ウェイカワン5000mg マルタもいっしょに瞼を細めて笑いかける。
何を熱心に地面を見詰めていたの
アキオが笑いながら近づくのを、 黙って制して、 マルタが地面を指差す。
アキオがそこを覗きこんでも、 蚊の産卵している様子は視えなかったのだろう、 黙って頸を振りながら、 マルタが座っている腰掛けに、 ぴったり寄り添って座る。

威哥十鞭王 抱いているのか

マルタの灰緑色の光彩が耀いた。
いいわねえ、 その提案は
正直にいそいそして、 語尾に甘さを流したマルタが、 そのとき肌の色に艶がまし、 十年も二十年も若返った感じを受けた。
もう絵筆を持つ意欲が薄れ。晩餐に思いを馳せる。
でも、 レストランに行くのはよしましょうよ。豪華にはしたいけど、 ふたりきりでするのがいいわ
アキオはマルタの気持ちを汲んで、
きょくび じゃあ、 そうしよう。ふたりきりで、 うんと豪華に。そうするために、 ふたりで買出しに行かないか
行きましょう
腕を組んで出かけたかったが、 狭い町が、 日本の世間のように思われて、 それは控えた。
マルタは焼肉用の材料を揃え、 アキオはフェスタの飾り付け用品を買った。
アキオの買い物に、 5mg曲美 マルタが眸を輝かせたのは、 きょくび 小型のオーディオを買い、 クラシックとダンス用音楽のテープを買い漁ったときだった。
マルタが食事を整えているあいだに、 アキオが部屋に飾り付けをするのを視て、
クリスマス?パーティーするみたいだわねえ
とマルタが明るく笑った。
マルタが口笛を吹いているのが聴こえてくる。彼女も『舞踏会の夜』を憶い出しているのに違いなかった。
ふたりは着飾って、 席につく。
意識的に形式張って、 乾杯して、 目礼して、 マルタが頷き、 アキオが誘って、 テーブルを離れ、 ワルツの曲に乗って、 踊る。
ふたりはぴったり躰を寄せて抱き合い、 足の運びを小さくして揺れる。
日本人のなかでは上背のあるアキオだったが、 威哥十鞭王 抱いているのか、 抱かれているのか、 マルタの柔らかいふところに入っていると、 そのボリュームにおいて、 どうしても容積の違いを感じてしまう。
それはみずからの体積に劣等感を持つものではなく、 豊かさのなかに包み込まれて行く満足感だった。そして、 母親に抱かれて夢を見た幼児への回想になった。
マルタが、 そんなアキオの感情が幻覚的になってきているのを察知したように、

きょくび 車のトランクに入れ

若い男が即座に決着をつける。
アキオの、 絵を売ることに嫌悪し、 羞恥心を顕わにするセンチメンタルなど、 マルタも若い男も持っていなかった。
やわらかい羊の皮で作った大型の札入れから、 小切手帳を出して、 10mg曲美 手馴れた動作で、 マルタが言った金額を書き込み、 ぴっと切れ味のいい音をさせて、 差し出す。
アマゾーナス州のマナウス市では、 懇ろになった有閑マダムが絵と引き換えに宿泊費を立て替えてくれたし、 ミナス州では安宿の女将が宿泊賃を絵で取ってくれたし、 サンパウロ市での個展では、 世話をしてくれた画商の一存に任せて、 いくつか売れた絵の、 ひとつひとつがいくらに換算されたのか、 アキオ自身にはわからなかったのだ。
絵を描くことを趣味としているものにとって、 絵を売るという行為には拘りを持ってしまう。
そんなアキオのセンチメンタルのほうが理解してもらえない実利主義のブラジルだったのだが。
ここで描いた絵も、 立ち去るときにはマルタに残して行くつもりにしていたのだから。
こちらの銀行で現金に換えられるから
若い男がそう言うと、 マルタが覗いて肯く。
その絵、 まだ生乾きなんだけど
アキオが言うと、
ああ、 だいじょうぶ、 きょくび 車のトランクに入れて行くから
彼らが乗っている大型ワゴン車には、 百号の絵がすっぽり収まるのだ。それにしても日本列島の半分くらいの行程なのだから、 たいへんなのだ。
若夫婦が立ち去るとすぐ、 10mg曲美 マルタが、
よかったわねえ、 絵が売れて 5mg曲美(きょくび)
と言いながら抱きついてくる。
どういう経路を辿って、 ブラジル奥地のカスカベル市の若夫婦が、 ここに来たのか、 マルタが裏工作したことはわかっていたが、 アキオはそれを口にしなかった。
金が入った原因はたしかめず、 この金を浪費しようと考える。
マルタ、 豪勢な晩餐をしたい。ダンスができるレストランに案内してよ

2011年12月20日星期二

けじめ 媚薬女性用精力剤

この小さな集団においても、 吉賀谷を偉い宗教家だと思わせるカリスマ性もあったのだけれど、 それよりも極
東の島国で培われてきた、 避妊薬 日本民族だけが持つ特異な感性の、 原始宗教がそのままの形で受け継がれてきた素朴
な信仰心で、 天皇を神として仰ぐことを教え込まれたのが、 大いに作用したのに違いなかった。
吉賀谷の偉大さは、 精神的なものよりも、 女性を信じさせる実際的な行為にもあって、 神代の時代から男根を
崇拝してきた民族の末裔が、 吉賀谷を媒体として、 祭るべき神を必要としたのだ、 ともいえるかもしれない。
女性のほうが大きな尻を据えて即物的に構えていると、 その尻に敷かれて存在感の乏しい男性は、 吉賀谷を疑
うことに忸怩とするようになる。
そして、 男の狡さでもあったが、 移民社会での女性に対する価値観は、 伝統を重んじる故郷でよりも、 いっそ
う強かったから、 亭主関白は表向きで、 家庭内では嬶天下である女性を統御し得ると、 ほとんど一つの団体の長 コンドーム
たり得るのは容易いことだった。
悪人にはマゾイズム的人間が多いのだが、 吉賀谷もその例に漏れず、 恐怖心を利用して、 礼儀だとか、 避妊薬 けじめ 媚薬女性用精力剤
だとか、 形式的な規制を押しつけ、 隊員がそれを違背することを懼れて汲々としている姿を観ることで、 快感を
得ていた。
そのもっともたるものが、 断食だった。吉賀谷は、 隊員とその家族たちが、 どういう反応をみせるかに、 多い
なる興味を持って、 暮れが押し詰まった十二月二十日に、 第一回目の断食日を言い渡した。
すぐに反応を示したのは、 とうぜん子どもたちで、
腹減ったよう
お腹空いたよう
と言う泣き声が、 あちらこちらで聴こえたが、
男のくせして、 情けない声を出すな
と親が抑えるだみ声のほうが、 苦痛のために捻れていた。
ねえ、 父ちゃん、 女の子は泣いてもいいのぉ
女でも駄目だ
でも、 いま父ちゃん、 男のくせにって言ったよ
女でも泣いてないのに、 男のくせにって言ったんだ
女は腹空かないの
空くさ、 誰でも
じゃあどうして、 泣かないの
空腹を忘れるためにも、 話しているほうがいいんだ、 と惟っているのだろう、 子どものしつこさにも煩がらず
、 話し相手になっていた。
女は、 男より勁いんだよ
母親も、 いい機会だと惟って、 加わってくる。
嘘だい、 男のほうが強いよ
男の子が、 負けずに言い返す。
日本人は男も女も勁いんだ
男親は、 事勿れと惟って中庸を取る。
じゃあ、 どうして男が威張ってるの

我慢して コンドーム

青年男子が十七名、 女子が十五名、 幼年組が五十一名も居て、 彼ら成長盛りの胃袋を満たすには、 よほどの食
料を確保しなければ追いつかない。
毎日どこかの露天市や、 キリスト教的慈愛を示すガイジンの家を、 個別に托鉢して歩いても、 それだけでは十
分ではなかった。
カサケーラに先に入っていたサンパウロ組に、 バストス組とロンドリーナ組が加わった年の暮れには、 早くも
米櫃の底が見えた。
食料の調達と管理の責任者になっていた亘理清一が、 吉賀谷に、 食料の欠乏してきたことを報告すると、
うん、 善処しよう。米は申し訳程度に入れて、 キャベツとジャガイモをどっさり入れた雑炊を作るように、 青
山の婆さんに言ってくれ給え
と指図は具体的だったが、 善処のほうは抽象的で、 どうするという指示はなかった。
吉賀谷は、 翌日の朝礼の時間に、 やさしく噛んで含めるように、 訓示する。
ええ、 こういう団体生活では、 みなさんがどれほど頑張って托鉢して歩いても、 食料不足になるのは当然のこ
とですからね。米が底をついてきたからといって、 慌てなくてもよろしい。空腹に耐えるのも、 精神修養のひと
つなんです。子どもたちにも、 我慢することを覚えさせなければいけません。日本人は、 むかしから清貧を尊し
としてきました。たらふく食べられるような環境では、 けっして精神的向上も、 知的発育も望めません。いいで
すか、 みなさん、 窮乏生活に耐えて行ける強靭な精神を鍛えるために、 三日に一度、 断食日をつくります。その
ときには座禅して、 性欲欠乏 じっと目を瞑り、 声を出さずに念仏を唱えてください。空腹を感じることから開放されたと
きに、 はっきりと視えてくるのが、 仏の道です。その道さえ見つかれば、 あとは楽になります。断食に慣れると
、 また断食をして、 躰のなかのものを浄化するのと同時に、 心のなかの悪い考えも洗い流して、 避妊薬 自分自身の精神
的浄化をしたくなるのだから、 ふしぎなものですねえ。訓練によって、 それができるようになります。青年諸君
や幼い子たちには、 非常に辛い訓練だろうことは私も十分知っています。知っていて、 それをみなさんに勧める
のは、 苦しさを抜け出たときの幸福感もまた知っているからです。お父さんたちが、 祖国のため、 天皇陛下の御
為にご奉公しようと、 ここに集まってきて、 訓練している尊い気持ちをわかってあげて、 腹が減っても我慢して コンドーム
、 協力してあげなければなりません。それが日本人の証拠です。わがままなガイジンにはできないことです。日
本人の値打ちは、 こんなときにこそ発揮されるのですよ。お父さんたちも、 私が言うことを良く理解して、 自分
たちの子に、 忍耐精神の尊さを日々の生活のなかで教えて行かなければいけません。ブラジルに移民してきたば コンドーム
かりのときには、 皆そうしてきたのです。ニューギニアに再移住しても、 開拓する初期には十分な食料は得られ
ませんから、 ここで節食訓練をしていけば、 なんでもないことになります。よろしいですね、 みなさん、 互いに
助け合って、 ニューギニアへ向かって力強い前進をつづけてゆきましょう
吉賀谷が、 こんな幼稚な訓辞をだらだら垂れても、 そうだ、 先生のおっしゃる通り頑張らなくては天皇陛下の
赤子として恥かしい、 と納得して、 さらに忠誠心を熱くし、 みずからに奮起を強いる純朴な隊員たちだった。
純朴と愚昧さは同義語だ、 と思っている吉賀谷自身が信じがたいほど、 天皇崇拝の精神は、 明治政府が意図的
に教育したことによって、 完全な形で摺り込まれていたのだ。
宗教的な教育ほど恐ろしいものはない、 とそれを利用して悪事を働いてきたものたち自身も、 認識していた。
簡潔に言えば、 民衆を盲目的に服従させるには、 善意に満ちた宗教的倫理観を、 唯一のものだ、 と教え込むこ
となのだ。いったん摺り込むことに成功すると、 あとは容易で、 絶対的支配者である神の怒りに触れると、 死後
の安楽を得られないという、 感覚的な罪悪感を背負わせることで成就できる。

射精障害 避妊 常時集団催眠を

中折れ  そういうゆったりした家族もいて、 どちらかと言えば、 がさつなものの多い集団生活に、 潤いを与え、 とくに
花城清源の奏でる、 ゆったりした蛇皮線の音色が裏の雑木林にまで流れる様子は、 この集団生活のなかの、 どろ
どろした人間関係を、 外部にまで漏洩させるのを防ぐ役目をしていたから、 それを道すがらに聴くガイジンらは
、 桜組挺身隊を過激な集団だいう噂を信じなくなっていた。
花城清源の妻が、 よく透る声で歌う沖縄民謡の土俗的な節回しなどは、 かえってブラジルのインディオの歌っ
ている音調に似ていたから、 日本の素朴な民衆の集団だろうと言うものもいた。

広大なブラジル大地の片隅に寄り集まって、 百五十人以上だといっても、 ひとつまみでしかない日本人が何をし
ようとしているのか、 ガイジンたちにはわからなかったが、 すでに戦後十年にも喃々とする時期だから、 日本人
社会では、 これが戦後に発生した、 日本戦勝のデマ・ニュースに踊らされ、 いまだに大東亜建設の一翼を担おう
と、 ニューギニア島に再移住するべく領事館に日参して、 帰還船を出してくれ、 と騒いでいる愚かな一団だとい
うことは、 もう誰もが知っていた。
知っていても、 日本の敗戦を信じないものがまだ大ぜいいたから、 無銭帰国を策している乞食集団だと悪口
を言う声も表立ってではなく、 これが最後の勝ち組になるだろう、 と触らぬ神に祟りなしだと、 たいていのもの
は、 野次馬的興味はあっても、 なるべく距離を置き、 成り行きを眺めていた。
桜組挺身隊も、 厳しい規制を強いて、 托鉢に出かけるとき以外、 ペニス短小 隊員たちが個人的に外部と接触することを許
さず、 相互監視の体制を布いて、 隊員たちの動揺を未然に防いでいた。
桜組挺身隊の目的は、 はっきりしているのだからと、 隊員たちは、 その確信によって、 当初は希望に燃え、 精神
的な張りが、 雑音を寄せつけず、 辛苦に耐えていたが、 日々の生活はほとんど同じ日課の繰り返しで、 それに慣
れてくると、 藹々としてくる気分の吐け場がなかったから、 この団体も人間集団であることには変わりなく、 気
分が緩んで、 集団生活のなかで起こる種々の欲望は、 どうしようもなく持ち上がってくる。
羨望、 嫉妬、 反目、 自嘲と傲慢、 居直りと卑下、 図々しいものや気の弱いものなどと、 避けられない人間感情の
齟齬が生じて、 内部的な混乱は、 射精障害 避妊 常時集団催眠をかけっぱなしというわけにもいかず、 カリスマ性の勁い吉賀谷
たりとも統御することは難しかった。
いや、 吉賀谷自身が、 そういった人間生活のどろどろしたものを醸し出す元凶だったのだから、 その糜爛した
悪臭が漏れ出すのはどうしようもない。
隊員たちには、 質実剛健を説きながら、 幹部連中と、 その取り巻きだけは特別扱いをして、 互いの欲情と懶惰
を舐め合うことをしていたのだが、 それが隊員に洩れる心配はしていても絶対的な防御などできるはずはなかっ
たのだ。
隊員たちから出る不満は、 その場その場で巧みに誤魔化して切り抜けていたが、 人間生活の食と性という、 も
っとも基本的な問題を自分本位に考えていて、 隊員のほうの二大要求は緻密に計算されていなかったから、 見る
見る綻びが広がってきて、 修復できない状態になってきた。
なにしろ親の意向など理解できない子どももたくさんいて、 食べるものの質に文句は言わないが、 量について
は、 空腹のほうが黙っていないで、 ごろごろ腹が鳴りつづけると、 口からぶつぶつ不平が洩れるのは防ぎようが
なかった。

早漏 ずば抜けて大き

桜組挺身隊には多額の寄付金を納めていて、 特別待遇されるほどだったのだから、 金がないわけではなかった。
移民してきたのも政府の金でだったから、 帰るのも政府の金で、 という単純な計算と、 爪を灯すようにして蓄え
てきた金は、 海の上を渡るために藻屑としてしまうのではなく、 倍になって帰ってくるものでなければならなか
ったのだ。
長男は、 ゆくゆく国会議員になりたくて、 ブラジルに来ている沖縄県人がもっとも多いのを利用し、 政治運動
に余念がなかったが、 次男、 三男は手堅い商売をしていて、 清源が故郷に一度帰ってみたいということを洩らす
と、 子どもらが旅費を出し合うからと言ったのだが、 それを断り、 桜組挺身隊に入隊すると、 政府が回漕してく
る帰還船に無料で乗れるから、 帰国は政府の費用でするのだと言って、 息子らが止めるのも聞かずに入隊してき
たのだ。
その上、 沖縄に帰ると自分が遺産相続できるものがあるから、 それを換金して、 ブラジルに帰ってくる船賃を
出してもまだ余るはずだから、 旅費など一銭も要らんのだと言うのだ。
それを捕らぬ狸の皮算用って言うんだよ、 お父さん
三男がそう言って笑ったが、 歳も歳だし、 ほかの隊員たちといっしょになって、 厳しい訓練などしなくてもい
いだろうし、 母がまだしっかりしているから、 親父の世話をしてもらえるし、 と兄弟が相談して、 清源には内緒
で吉賀谷のところに行き、
勝ち組のかちかちだから、 どう言って聞かせても埒が明きません。ご迷惑になるでしょうが、 どうぞよろしく
お願いします
と幾ばくかの寄付金を包んで、 老夫婦を預けることにしたのだ。
吉賀谷のほうは、 勃起力減退 どうせ隊員宿舎のなかでごろごろしているだけのことだから、 迷惑になることもない。寄付
金が入ればそれに越したことはないのだから、 といちおうもったいぶった講釈をして、 入隊を許可した。
目先の利く吉賀谷だから、 虚弱体質 花城の息子たちが、 それぞれ店を構えて、 生活にゆとりがあるのを知り、 今後も何
かの折には何らかの理由をつけて金を無心することもできるだろう、 と計算はできていた。
生活に困って無銭帰国しようと考えたのではないから、 花城清源のほうものんきなもので、 沖縄では三線とい
う愛用してきた蛇皮線を爪弾き、 声のいい妻に沖縄民謡を歌わせる毎日だったから、 隊員たちも気分が和み、 煩
がるものはいなかった。
バストス組にも、 花城清源によく似た、 のんきそうな岡谷夫婦がいたが、 こちらは両親の温厚な顔立ちそっく
りの娘や息子もいっしょに来ていて、 その上品な雰囲気を醸し出している様子が、 誰の眼にも場違いな感じを与
えた。
バストス組のなかには、 養鶏場を経営していたものが多かったが、 なかでも岡谷は、 早漏 ずば抜けて大きく養鶏業 体力の衰え
を営み、 それを売り払って、 またニューギニア島開拓の辛酸を舐めるのを覚悟する理由が、 誰にも理解できなか
った。
安西も、 その話を聴いて調べてみたが、 岡谷は、 いつも笑顔を崩さないばかりか、 桜組挺身隊に入ってきた理
由を、 頑なに話して聞かせることはなかった。

勃起障害 天皇陛下

深川定雄と好一対の、 議論好きな男が桧垣寛治だった。
彼はサンパウロ近郊で野菜作りをしていて、 いつも出来のいい野菜を露天商に卸すので人気があったのだが、 そ
の人気を一人占めにしているのは、 彼が露店商人のところに出向いて、 その野菜が如何に精魂込めて作られるか
を、 得々として喋るからで、 家庭の内情を知らない露店商人たちは、 桧垣寛治がその野菜を一人で作っているよ
うに錯覚するのだが、 実際にはそうではなく、 野菜農場を管理して大奮迅に働いているのは妻の初枝と、 父と対 ペニス増大
照的に無口な長男の寛一が、 ガイジン労働者を上手に使ってきたからだった。
桧垣寛治自身は、 政治や社会の動静に強い関心があって、 家業をそっち除けに誰彼なく議論を吹っかけて回る
ので、 近くの農民たちからは煩がられていたのだ。
彼が、 その長身痩躯のどこにそれほどの熱い血を蓄えているのか、 とふしぎがられるほど熱弁を振るうのは、 インポテンツ
幕末の勤皇の志士や、 明治政府の偉大な政治家の話で、 その根底にあるのが、 明治憲法と軍人勅諭と教育勅語と
、 日支戦争が勃発したあと強力に推し進められていた皇国史観と軍国主義だったから、 大戦末期から戦後にかけ
て、 日本の戦勝に懐疑的な言辞を口にするものが居ると、 掴みかからんばかりに罵倒してきた。
痩せていて力はなさそうだったが、 何しろたいていの男は、 首が痛くなるほど見上げなければならない長身だ
ったから、 その長身を利用して頭の上に被さってくる彼の気迫には辟易し、 萎縮し、 閉口し、 すごすご退散する
しかなかったのだろう。
もちろん退散する理由の大半は、 桧垣の気迫に押し捲られることもあったが、 天皇陛下様を後ろ盾にしている
からで、 彼の言うことに反論すると、 惟っても居ない天皇批判になってしまうからだった。
桧垣寛治はそういう男だったから、 吉賀谷義雄の、 大東亜共栄圏建設の一翼を担う南洋開拓再移住論を耳にす
ると、 瞬時の躊躇もなく桜組挺身隊に参加したのだ。
そして、 彼の熱弁には、 農民たちだけではなく、 挺身隊幹部の吉賀谷をはじめ、 林、 戸田、 深川らが一目置く
ほど先鋭的に議論を吹っかけてくるから、 吉賀谷でもうれしい悲鳴を上げたほどだった。
桧垣寛治の熱弁には誰もが辟易したが、 深川の陰気さがなく、 悪気のない、 気性のスカッとしたところがあっ
たから、 勃起不全 彼を悪し様に言うものは居なかった。
桜組挺身隊に入隊してきたものが皆、 吉賀谷が言うことを信じて、 勃起障害 天皇陛下に忠誠を誓わんとして南洋開拓に
滅私奉公しようという熱烈な愛国心を持っていたのではなかった。
花城清源のように、 まったくの打算から入隊してきたものも居た。
清源はすでに七十歳になる老齢年金生活者だったし、 息子たちもそれぞれ一家を成していて、 生活もゆったり
していたのだが、 生活困窮者のような顔をして、 日本政府差し回しの帰還船で、 日本へ無銭旅行をしようと考え
ていたのだ。

2011年12月19日星期一

惠亭 事後緊急避妊薬 ああ

もう一度挑戦してみよう。こんどは朦朧とした原因を突き止め、 そういう状況ではないなかで、 吉賀谷がわたしを全裸にして抱いた方法を突き止めなければ、 肉体はすっきりしていても、 精神的な痼りが残る。
そう思ったところで、 遅くなった理由は、 女たちとの雑談が興に乗って、 時間を忘れてしまったのだと言おう、 極品狼一号 と定めた。

その後、 雨宮から、
吉賀谷先生は、 僧侶になるための修行のなかで、 インドのヨガと支那の指圧や鍼そして催眠術の研究もなされたんです
と聴いたので、 惠亭 事後緊急避妊薬 ああ、 それだ。と柳子はあのときの不可解な雰囲気の正体がわかった。
知らなかったから、 うっかりしていて催眠術にかけられたのだ。そしてセックスに強いのはヨガだ。敬一と同じようにヨガで体力と精力を鍛えていたからだ。
よし、 それならそれで、 こちらにも覚悟がある、 と柳子は、 宗教講話の日ではなく、 指圧治療に定められた日に、 子を母に預けて、 ひとりで行った。
待合室には、 老婆が一人いるだけだった。
柳子は受付に座っていたハナに向かって、 海馬補腎丸
今日、 先生は、 ほかの女を抱いていないかしら
と挑戦的に、 あからさまな言い方をした。
入ってくるなり度肝を抜かれたハナは、 真っ赤な顔をして、
いえ、 今日は年寄りばかりで、 まだ若い女性客はなかったですよ
とハナは思わず、 素直な返事をした。
あら、 そうぉ。それはよかったわぁ。あなたもまだだわよねぇ。じゃぁ今日の先生は、 まだ童貞なんだわぁ
柳子がそう言って、 うふっ、 と鼻の奥で笑ったから、 ハナは、 きょとんとした眼を、 焦点のやり場に困って、 呆然とさせただけで、 声が出なかった。
柳子は、 この前にはこちらが弄ばれて、 ハナのほうが本番だったのを口惜しく思いながら帰ったから、 今日は先制攻撃が効を奏したのを思って、 気持ちがよかった。
ハナさんは、 今日は先生の残り滓でがまんしてねぇ
柳子が辛辣に、 下世話な表現を剥き出しにして言うと、 ハナはいまにも泣き出しそうな顔になった。
それを視て柳子は、 こんな小娘を苛めて、 わたしもハシタナイ女になってしまったものだ、 と惟いながら待合室に入ってゆく。
次の方
吉賀谷が、 初老の男を送り出しながら、 待合室をちょっと覗いて声をかけたとき、 澄ました顔でそこに柳子がいるのを視て、
おっ

植物壮根素 空白の時間帯

吉賀谷があなたが求めたのでと言ったことに疑いを持たなかったのは、 指圧の快感が性的な快感になってきて、 安西との性生活に不満を持っていた肉体が要求したのだろうと惟うからだった。
しかし、 撃天柱カプセル セックスしているあいだの感覚を脳も肉体も記憶していないというところが納得できないのだ。
胃が悪いですね、 と指摘されて、 背のほうから抱かれる恰好で、 吉賀谷の腕が前に回ってきて、 胃の辺りに彼の指が当たっているうちに快感が潮騒のように満ちてきたのだ、 と柳子はあのときの状況を反芻してみるのだが、 そのあと急に眠気に襲われたのが、 指圧の快感によるものだったのか、 なにかほかに吉賀谷の作為的な行動があったのか。待合室で待っているときに出された茶のなかに睡眠薬が入っていたとか。
そんなことがあったとしても、 それを立証できなければ、 彼がわたしを凌辱したと抗議するわけにもいかないのだ。
ハナ一人が証人だけれど、 悦可亭 そのハナも吉賀谷に抱かれているのだから。
浩二を抱いて、 夜道を自宅に向かって帰りながら、 遅くなった言い訳も考えなければと思うのだが、 吉賀谷とセックスしてしまった状況のほうが気になって、 ほかのことが思い浮かばなかった。
なんども繰り返し繰り返し憶い出すことを繋ぎ合わせているうちに、 断片的にだけれどうっすりと思い浮かんでくる。
背後から指圧をしていたはずの吉賀谷が、 正面に居て、 服の前をはだけて、 胃の辺りを指圧しながら、 互いに吐く息が鼻の頭にかかるほど接近していて、 わたしの両膝を、 彼の両膝が外側から挟み込むように密着しているのを知って、 きゅっと内腿の筋肉が緊縮するのを覚えた。それは本能的なものだったのだろうが、 不快感は伴わなかった。指圧療法が互いの躰を接近させ、 指を患部に当てるのは当然のことだと認識しているからだっただろう。警戒心がなくなっていたのは。
それにしても、 長期経口避妊薬 その後、 ふたりが全裸になって抱き合うまでの記憶が、 まったく途切れていて、 断片的にも蘇らないというのが納得できなかった。
快感が高揚してきて、 ふたりの荒い息遣いが交錯していたのが思い浮かび、 そして絶頂感に声を放って、 正気に戻ったとき、 わたしの上から起き上がって、 にんまり笑った吉賀谷の満ち足りた顔を視て、 はっと気づいたのだけれど、 暴力を振るわれたり、 陥穽に落ちたりしたのではないか、 という疑問を持たなかったのだから、 彼が言った通り、 性的快感が上昇してきて思わずわたしのほうから求めたと言うのが、 嘘ではなかっただろうと思えるのだ。
セックスしているあいだの記憶がないのに、 終わった瞬間に弾かれるように目覚めたのはなぜだろう。催眠状態のあいだに凌辱したのなら、 凌辱した形跡を残さないように始末してから目覚めさせるだろう。こちらが目覚めてから吉賀谷が上から起き上がって、 おもむろにペニスを抜いたのは、 いまあなたとわたしはセックスをしたんだよ、 と自覚させるためではなかったのか。
空白の時間、 植物壮根素 空白の時間帯、 記憶にない空白の部分を、 なんとか記憶の抽き出しから引き出さなければならない。

イチリュウシン 彼とのセッ

もちろん勝気な柳子のことだから、 すぐ反発心を剥き出しにして、 居ずまいを直した。
浩二がハナに抱かれたまま、 よく眠っていた。人見知りする浩二が、 抱いているものが誰なのかも知らず心地よさそうに眠っていることまで腹立たしかった。
ここに居ては、 思考が乱れて定まらないと柳子は思い、 そそくさと身支度をして、
先生、 いろいろ教えていただいて、 ありがとうございましたぁ
と、 わざとのようにバカ丁寧な挨拶をして部屋を出たが、 躰の具合も気分のありようも中途半端で、 いいとか悪いとか判断ができなかった。
柳子が襖を閉めて、 まだ待合室になっている六畳の間を玄関の三畳に出るまでに、
先生ぃ、 抱いてぇ
と言うハナの、 隠微に甘えた声が聴こえたから、 隣室で浩二を寝かせながら、 ハナが催していたのが察しられ、 あんな小娘が、 と思いながらも対抗意識を持ってしまう。
それが柳子に、 部屋を出て行こうとする足を停止させ、 耳を欹てさせる。潮路の広い家のなかが森閑と静まり返っていて、 どんな小さな音でも反響してくるのだ。
吉賀谷とハナが、 すぐセックスを始めたらしい息遣いが、 遠慮するふうでもなく聴こえてきたから、 柳子はぐっと唇を噛んで、 後退りに部屋を出た。
外に出ると、 すっかり陽が落ちていた。
どうしてわたしは、 こんなに暗くなるまで吉賀谷とふたりきりになっていたのだろう、 と考えてもわからなかった。
心が震えているのが納得できなかった。全身が快いだるさで、 内臓もすっきりした感じだったから、 毓亭 肉体的には嫌な気分ではなかったが、 ユーティン 緊急避妊薬 心のなかに不快感が蟠っていた。
もうずいぶん長いあいだ、 快感を覚えるようなセックスもしていなかったからだろう、 夢のなかのような気分だったけれど、 新一粒神 そして吉賀谷とセックスしているという意識もなかったのだが、 快感だけではなく、 絶頂感まで覚えたことだけは、 目覚めてからの状況で、 はっきりしていたから、 イチリュウシン 彼とのセックスで気分がすっきりするような快感を得たのだと思うしかなかった。
しかし、 どんなに快感を覚えても、 互いの肌が互いの汗を貪欲に呑み込んだ敬一とのセックスのようなものでなくては、 その快感を実感できなかったのだから、 悦んだのは吉賀谷ひとりではないのか、 と惟うとそれが口惜しかった。
口惜しかったけれど、 憎しみになるものではなかった。取り敢えずではあったが、 ぐずぐずとしていた胃の辺りがすっきりしているし、 もやもやとしていた頭のなかが晴れやかな気分になっているのは間違いなかったのだから、 それについて文句のつけようはなかったのだ。
吉賀谷から指圧を受けていたことまでははっきりした記憶としてある。そして指圧というものがこんなに快感を覚えるものだったのかと思った辺りから、 記憶が朦朧としてきたらしい。

毓亭 緊急避妊薬 聞き耳を欹

そのうち夢のなかに、 すうっ、 と溶解するように入り込んでゆく。暗い夜空を、 ああ、 ああ、 と黒い鴉が飛び交いはじめる。誰かが笑っているような声にも聴こえた。
そのうちに自分自身で衣服を脱ぎ、 全裸になって暗い夜空を泳いでいると、 全裸の男が追いついてきて、 足首を取り、 這い上がるようにしてきて重なり、 全身を撫でさする手が、 肩から乳房のない乳首に、 そして胃の辺りから腹へ滑り降りてきて、 クリトリスをそっと撫でる感じがするのに、 柳子にはその手を払い退ける意思が働かなかった。
風は強くなり、 泳いでいる全身が風の流れに巻き込まれてくるくる回り、 五便宝カプセル 培根カプセル 上昇してゆくなかで、 快感が全身を痺れさせ、 思わず、
先生ぃ
と叫んでいた。
何かしら、 パン、 と鋭く弾けるような音を聴いて、 はっと目覚めた。
それまで眠っていたとは惟えなかったのだが、 そういうぼんやりしている眼に、 裸体の男性が映った。
はっと上半身を持ち上げると、 バイネ 自分自身も全裸になっていて、 吉賀谷が自分の上から起き上がったのが眼に映った。
あらぁ、 先生ぃ
まさかそんなことを、 と柳子は半信半疑の面持ちで声を漏らすと、
気分がすっとよくなったでしょう
と吉賀谷の声がして、 柳子は、 現状がはっきり視え、 驚いて衣服を探す。
服はすぐ手の届くところにあって、 手を通し、 スカートを穿いたけれど、 浩二の姿が見えなかった。
浩二は
ああ、 ハナが隣室で寝かせていますよ
隣室で、 と思いながら、 夢のなかで快感を覚え、 声を放ったような気がするのだが、 この部屋は襖を閉めているだけの和室つくりなのだから、 もしも絶叫を放ったのなら、 隣室にも聴こえただろう、 と惟うと顔がかっと赤らむのを覚えた。
ふたりが全裸になって抱き合い、 セックスしたことは疑いようもなかったのだ。だけれど、 その生々しい感覚はなく、 セックスのし始めも知らず、 し終わったのもぼんやりした夢の中だったのだが、 たしかに快感は覚えて声を放ったように、 思ったのだ。
ハナ
吉賀谷が、 隣室に声を掛けるとすぐ、 ハナが襖を音もなく開けて入ってきたから、 こういう状況のなかだから、 そうではないだろうかと思ったように、 ハナは吉賀谷とわたしがセックスしていた動物的な息遣いに、 毓亭 緊急避妊薬 聞き耳を欹てていたのに違いない、 と柳子は思って身の置き所に苦しむ。

マーベロン 耳当た

先生のご慧眼通り、 この子が夜泣きをして困るんですよ
すでにハナから聴いているから吉賀谷が知っているだろうことを、 柳子が、 彼の慧眼だと言いながら浩二を差し出すようにすると、 彼は両手で捧げ持つように浩二を受け取り、 横に寝かせ、 シャツの裾を開いて、 手を差し入れ、 腹を撫でる所作が手慣れていて、 たいていの場合初対面の男には、 人見知りをして泣く浩二が泣かないのだ。
子どもは動物的な勘で、 相手が危険な存在か安全かを感知するはずだから、 仏に抱かれたようにぬくぬくとした顔の浩二を視ただけでも、 吉賀谷の治療効果を信じてしまう。
この子の夜泣きは、 あなたの乳の出が悪いことから神経質になっているんですよ。それと少し腸が弱いようですね。濃い牛乳よりも薄めて与えるほうがいいでしょう
吉賀谷が、 浩二の腹に手を当てただけで、 即座に診断を下したから、 吉賀谷が医者ででもあるような錯覚を持ってしまう。
わたしに胸の膨らみがなく、 痩せた男のように扁平だから、 乳の出が悪くて、 牛乳を薄めて飲ませたらいいでしょう、 と言うところは誰でもが考えることだから、 別に敬服するようなことではなかったが、 彼が手を当てて軽く揉むようにすると、 浩二が快い寝息を立てて眠ってしまったので、 それが柳子に、 吉賀谷を心酔させる理由になったようだった。
吉賀谷が、 いつも自慢にするのは、 これなのだ。具体的に接触しさえすれば、 俺の眼と声と手によって、 人は心を傾けてくるのだ、 と。
お子さんは腸が弱いようですが、 あなたはすこし胃が弱いようですね
吉賀谷から内臓を透視しているかのように指摘されて、 柳子は、 すっかり心のなかに残っていた猜疑心を拭い取ってしまう。
これも遺伝なのか、 吉賀谷が指摘したように、 ノルフロキサシン 胃腸の悪い父の血を引いたのだろう、 わたしの胃が悪く、 浩二の腸が弱いというのは、 どうしようもない体質なのだから、 Norfloxacin と柳子は納得した。
吉賀谷が、 柳子と話しながら、 視線を柳子の瞳孔に差し込むようにして、 額に念力を集中し、 催眠効果を増幅させていることまで、 柳子は知る由もなかった。
なんだか急に眠気が襲ってきた感じを受けたのだが。
少し圧さえてみましょう
はあ、 どこをですか
胃の辺りを
あのう
いやそのままでよろしいですよ、 衣服の上からでも。わたしの掌、 そして指先から超自然的な光線が発して、 患部に注ぎ込まれますから、 すこし痺れるような感じはしますが、 それが徐々に障害を取り除いていきます
やわらかい吉賀谷の声を、 マーベロン 耳当たり良く聴いていると、 彼が座を立って後ろに回り、 柳子がやや背に警戒心を起こすのに構わず、 AILIDA 躰を接触してきて、 腕を前に回し、 衣服の上から胃の辺りに人差し指と中指を当て、 心持ち軽く力を加えると、 彼の指先から電波のようなちかちかするものが伝わってきて、 胃に刺激が加わってくるのがわかった。
柳子は、 気持ちがいい、 という言葉が口から出るのを危うく食い止める。それが淫靡な雰囲気になるように惟って。
浩二は、 柳子の膝を枕にして、 軽い寝息を立てはじめるし、 柳子自身も痺れるような睡魔に襲われはじめていた。

2011年12月18日星期日

KY JELLY 高級潤滑剤 動物的

何を言いたいんだ、 さっきから思わせぶりなことばかり言って
あらぁ、 Gold Strong そうだったかしらぁ。子よぉ。子どものことを話しているのよぉ
それが日本政府だとか、 GOODMANペニス増大カプセル 地球的に考察してとか飛躍するんだから
飛躍じゃないわよぉ。あなたがサンパウロで胤つけしてぇ、 すぐまたロンドリーナにきてわたしを妊娠さ
せたことに関しての話なんだからぁ
それがどうして日本政府や地球的な考察と結びつくんだ
大いに結びつくのよぉ
柳子にすれば、 二人の子が間違いなく安西の子だということを、 疑いを持たせず認識させ、 事業に対する
情熱と同じ度合いで子にも愛情を注いで欲しい、 と言いたいのだが、 それを直接的な表現をすると、 かえっ
て夫が疑惑を湧かせるだろうと考えすぎたのだ。
どう結びつくんだ
地球的な問題としてはぁ、 強国が弱小国に植民地を拡張しようとするからぁ戦争がはじまるんだしぃ、 kkk 強力催情剤
本政府に関してはぁ、 ブラジルに日本人を送り込み、 何々植民地という日本の飛び地をつくって徐々に侵略
しつつあるでしょうぉ
ううん、 それも柳子の屁理屈になるんじゃないかなあ
屁理屈じゃないわよぉ。あなたが日本政府の政策に協力するためにぃ、 二人の殖民を実行したのもぉ、 ひ
とつの侵略政策の実践じゃないのかしらぁと思ったからぁ
ははは、 子を産むことと日本政府の侵略政策や地球的考察に結びつかせるのは牽強付会だねえ
浩一は、 柳子が自分の子でないものを押しつけようとする牽強付会だとは思わないから、 何気なく言った
のだが、 その言葉に柳子は片頬を歪める。
まあ、 話は大きいほどおもしろいじゃないのぉ。具体的に言えばぁ、 あなたがわたしのバギナにペニスを
入れて精虫を注入したから、 わたしの卵子が英雄的精子と結びついて卵巣に定着させたということがぁ、 意
識的であったか、 なかったかぁ、 それを別にしてぇ、 KY JELLY 高級潤滑剤 動物的なシステムを活用して殖民の実を挙げたってい
う事実はぁ事実なんだからぁ
柳子は考えることが普通じゃないよ。誰が妊娠をそういうふうに夫に話すかね。おそらくそんな女はいな
いだろう
わたしぃ、 頭がおかしいのかしらぁ。父が女道楽だったから、 梅毒が頭に上ったのかしらぁ
それほどのことはないだろうけど、 そういう話はあんまり外で話さないほうがいいだろうなあ
そうでしょうねぇ、 セックスとは最も遠いところに位置する謹厳実直という看板を掲げている安西浩一と
してはぁ、 産めよ殖やせよ地に満ちよぉという行為を想像されるのも嫌でしょうからねぇ
なんだか締めくくりは皮肉臭いなあ

G蛋白偉哥片8錠 これ以上人口が増えて

柳子の口を抓ってやるのが、 母としての戒めだろうけれど、 柳子が最初に産んだ子が強姦されて妊娠した子
というハンディを背負ってきているから、 その苦痛を和らげてやるためにも、 彼女が言い出した、 嘘の出産
を龍一が潔く受け入れてやり、 自分がチヨに産ませた子として出産届を公証人役場に出したのだから、 この
嘘はわたしら三人が、 いや敬一も知っているから、 わたしら四人がこの世から姿を消すまで持って回らなけ
ればならない嘘なのだ、 と覚悟したのだけれど、 柳子は、 しゃあしゃあとしていて、 敬一の子を安西の子だ
と偽って平気でいるのだ。そして、 まるでその嘘をわたしにだけ告げるように今度の子は正真正銘安西の
子よなどと言うのだから、 イーリーシン 呆れるしかなかった。
そんなことに無関心なのか、 知らない振りをしているのか、 のんきな顔をして、
それみろ、 結婚なんかしない。子なんぞ産まない。ってあれほど言っていても、 ちゃんと結婚もしたし、
つぎつぎ子を産むんだから
と龍一が、 チヨに向かって言ったから、 チヨが、 唇を抑えて、 柳子にそれを言わないほうがいいですよ、 蟻力神
と言って苦笑した。
龍一とチヨ夫婦にとって、 ありんこパワー 不服のない婿だし、 柳子との仲も、 嫉妬を覚えるほどではない淡々としたもの
だから、 それでいいのだと思っていたから、 こんないい環境のなかで過ごせる老後を喜んでいた。
柳子は、 久しぶりに安西が求めてきた夜、
あなたはもうぉ、 ブラジルで二人の子をわたしに産ませたのよぉ。ブラジルに移民してきた本来の目的、
殖民の意味は充分果たしたじゃないのぉ
と夫に向かって、 男親であることの自覚を与えたのだ。
それほど安西は、 新聞つくりが彼の使命かのような打ち込みようだったのだから。
日本政府はねぇ
子のことを話していた柳子が、 とつぜん日本政府はなどと言い出したから、 浩一がきょとんとした顔
になる。
移民を送り出すのをぉ棄民だなんぞと言っていたらしいわよぉ
まあ、 そういうことはあっただろうなあ
柳子が何を話すつもりだったのかが、 少しわかってきて、 彼女の思考や言動の突飛さをおかしがった。
日本が小さい島国だからぁ、 G蛋白偉哥片8錠 これ以上人口が増えては困るというのはわかるんだけどぉ、 それじゃブラジ
ルに追い出して、 他所の国で人口を増殖してもいいのかぁ、 というのはぁ地球的に考えたら、 考えが狭すぎ
るわよねぇ
そこまで話を広げたら、 どんなことでも異説を唱えられるよ
浩一が笑うと、 柳子は澄ました顔で、
あなたも日本政府の出先機関のような顔をしてぇ
と笑う。

蟻力神 安西の子だと言

しかし、 敬一の存在は、 そう考えたほうが自然なのだ。遠縁にあたる青年を養子として迎え入れるのは、 一
人娘の婿として、 というのが常識的なのだから、 と思うことを、 思い過ごしではないだろうとこだわりを残
していたのだが、 まさか柳子の胎の子の父かもしれない、 とまでは考えなかった。
そういう安西の疑心暗鬼を、 無理強いに追い出したのが柳子だった。

編集長という男を内面から知りたいと考えるとすぐ、 彼の借家に乗り込んで行って性欲を誘い出し、 女とい
う重荷を背負わせ、 この責任は取るからと言わせ、 内藤の家族と同居するようになると、 さっそく離れ
の部屋に忍び込んでいって、 セックスさせ、 柳子自身が背負っている過去の一切の煩雑さをご和算にさせた
のだ。
もう柳子が処女であったか、 なかったか、 リュウコンゾウソオウ というようなことはもちろん、 川俣との関係も雲散霧消させ、 花痴
齢差を気にする安西に、 どちらが年上かわからないような、 悠然とした態度で、 してしまって、 うろたえる
男に母親のような、 男なら当然の行為ですよ、 と慈悲のある言葉をかけたのだ。
柳子は、 龍次の存在を常に気に病んでいたから、 告白してしまおうかと思ったけれど、 安西との結婚が決定
したときにも、 両親が口を揃えて、 ぜったいにほんとうのことを言ってはならない、 言えば夫婦関係に傷が
ついて、 将来不仲になるから、 はじめから嘘の子は、 嘘で通さなければ、 正直がかえって不幸を招くんだ、
と戒めたから、 安西との関係が壊れるのを懼れて、 柳子は口を噤む努力をしなければならない、 と心に決め
たほどだった。
両親は世間体ということを優先しているようだったが、 柳子は名誉心に傷がつくことを懼れたのだ。
柳子の拘りと、 安西の不信感を、 なんとか抑え得たのは、 韓国終極痩身 長男の出生だった。それが誰の子か、 と心配して
いたのはチヨひとりで、 妊婦本人があやふやなことを、 あやふやにせず、 敢然と安西に妊娠したことを告げ
、 安西の子として平気で居られたのだから、 何も言うことはなかった。
安西は、 妻の妊娠には感情を動かさないように視えたけれど、 子が産まれると、
浩一さんの子だから浩二よ
と柳子が言って、 内藤家の長男にも龍次と名づけている家族だから、 そういう習慣もあったのか、 と半信
半疑で承知した子の、 頭を撫でるくらいのことはしたから、 チヨもそれを視て、 ほっと安心を得た。
安西の事業が順調に伸びてゆくのに歩調を合わせるように、 浩二もすくすく育った。
そして浩二の乳離れがすまないうちに、 また柳子が妊娠した。こんどこそ三人目の正直という諺があったの
か、 なかったのか、
ねえぇ、 お母ちゃ、 こんどこそ正真正銘、 安西浩一の子よ
と彼女はすがすがしい顔をして言ったから、
まあ、 柳ちゃ
とチヨは赤い顔をして、 開いた口をしばらく閉めずにいた。
そして、 やっぱり安西にとっての長男は、 敬一さんの子だったんだなあ、 とうれしいことなのか、 悲しむべ
きことなのか、 とチヨは複雑な思いをした。
チヨも、 敬一を好いていたから、 肇さえ柳子を強姦しなかったら、 柳子と敬一は済し崩しに夫婦になってい
ただろうと考えていたから、 柳子が敬一の子を、 蟻力神 安西の子だと言い含めてしまったことを、 それほど咎める
気にはならなかったのだ。

貞操を失ったの水 柳子が離れ

少女のころから小さい嘘をよくついた柳子が、 前の嘘を埋め合わせるのにまた嘘を重ねるということをして
いたのを知っていたし、 その嘘の皮が破れて繕えなくなることがしばしばあったのだから。
なにもかも、 なんとか格好がついたようですね
龍一が惚けた顔で言うと、 西班牙金蒼蝿催情液
ええ、 お蔭さんで、 やっと目鼻がつきました
と安西が、 ほっとしたような顔になって応えたから、 龍一が勘違いして、
まだ目鼻はついておらんでしょう
と言ったから、 安西が、 はあ、 Gold fly と怪訝な表情になる。
チヨと柳子が顔を見合わせて、 チヨが、 くすっと笑い、 柳子が肩を窄めて、
目鼻がつくっていうのはぁ、 おめでたいことなのよねぇ。会社に目鼻がついてぇ、 わたしの胎の子にも目
鼻がついてぇ
と茶化すように言う。
龍一と浩一が同時に、 ええ、 という表情になって、 安西が照れ隠しに笑い、 龍一が大声で笑う。
もうこんなに大きくなっているのよぉ、 浩一さんは今まで忙しすぎて、 愛妻の胎が目立つほど大きくなっ
てきているのにも気づかなかったんだからぁ。この人は新聞のことしか頭にないんだものぉ、 生まれてくる
子もインキ臭いかもしれないわねぇ
と最後は陰気臭さにひっかけて嫌みになるような言い方をする。
そんな嫌味も、 いまの安西には通じなかった。
彼が顔を赤らめたのは、 柳子の胎の膨れ具合から察して、 まだサンパウロにいるときにすでに柳子を抱いた
事実を、 姑と舅の前で、 あからさまにされたことに対する羞恥心からだった。
若い柳子よりも、 もう初老と言っていい年齢の安西のほうが初心な感じに見え、 義父母と妻が、 口々にそう
言って笑ったのだが、 婿は笑えなかった。
いっしょに笑わない夫を視て、 彼には子に対する執着がそれほどなさそうだ、 と柳子は曲解した。
安西は、 柳子を抱く以前から、 彼女が処女ではないだろうと思っていて、 相手の男を川俣だろうと考えてい
たけれど、 内藤の家族と同居するようになってからも、 貞操を失ったの水 柳子が離れの部屋に忍んできていたから、 敬一との
関係を深く探索する気持ちを持ったことはなかったのだ。
龍一が、 安西と初対面のときにこいつが儂の長男ですと言ったし、 柳子も弟ですと言い、 傍にいた
敬一を兄ですと柳子が紹介したので、 一人娘だと聴いていたから不審に思ったのだが、 遠縁の従兄を養
子に迎えたのだということで、 柳子の夫にするためだったのだろう、 龍根増粗王 と何気なく思ったけれど、 柳子が家出
をしてきたというのだから、 それもおかしなことだと考え、 みずからの歪な想像を羞じて、 詮索するのを中
止したのだった。

西域腎寶 と納得した

チヨが気を揉む理由は、 安西との結婚話があって、 敬一が家を出て行ったあのときまで、 柳子が敬一の部
屋で寝ていたのを知っていたからだった。そして安西のところに忍んで行って寝ているのを知らなかったの
だから。
だから柳子が、 ロンドリーナにきてすぐ妊娠していることを告げたとき、 チヨは柳子の胎の子を(敬一の
子)だろうと思ったので、 安西浩一との夫婦関係が破綻することを懼れたのだ。
まるでそのことを立証するかのように、 柳子がここにきてから処女のままだなどと言うのだから、 チ
ヨの心配はさらに大きくなった。
それに反して龍一は、 なあに心配することはないさ、 とのんきに構えていた。
龍一は、 柳子が敬一と実質的な夫婦だったことも知らなかったし、 むしろ世間的詮索の卑猥な常識として、
編集長と秘書という位置関係を考えていたから、 安西とのあいだで、 すでに肉体的に夫婦関係が成立してい
たのではないだろうか、 だから安西が正式に結婚を申し込んできたのだろう、 と思っていたから、 金威龍 そのうち
柳子の胎が膨らんでくるだろう、 と思っていた龍一は、 柳子の妊娠をチヨから聴いて、 やっとふたりが正常
な夫婦になってくれたのだ、 と笑った。
それから間もなく、 浩一が、 龍一に向かって、
お義父さんの初孫が産まれます
と顔を染めて告げたから、 柳子からチヨに、 チヨから龍一にすでに聴いて知っていたけれど、 初めて知っ
たような顔をして、
ほう、 そうですか。いやいやそれはおめでたいことでした
と浩一の手を硬く握った。
傍にいたチヨも、 そこで安心できた。
安西は、 柳子と敬一との関係を疑ったことはあったが、 内藤の家に同居するようになってからも、 夜にこっ
そり柳子が忍んできて、 セックスしていたから、 まさか柳子が二人の男のあいだを掛け持ちしていたなどと イリュウ
は想像もできなかったのだ。
まだサンパウロ市で抱き合っているうちに妊娠していたんだなあ、 西域腎寶 と納得しただけで、 敬一との関係を疑う
ことなど、 想像することもなかった。
チヨは、 複雑な気持ちだった。彼女は嘘のない女だったし、 嘘をつくことを罪悪だと思ってきたから、 安西
が龍次をわたしらふたりのあいだにできた子だと信じているようだし、 柳子の胎の子を疑いもなく自分の子
だと信じているらしいから、 こんなに柳子の嘘がすんなりと受け入れらることに、 心が震えた。いつかはど サイイキジンホウ
こかから嘘が尻尾を出すのではないだろうか、 と。

2011年12月14日星期三

狼一号 とみんなが一斉に声

「やっぱり引き分けだ」
保田が行司に入る。
「なにか、 賭けでもしていたようですねぇ」
「すみません、 内藤さんが男性か女性かで、 うどんを賭けてたんです」
渡辺が白状する。
「じゃあ、 わたしが、 お昼にうどんをみなさんに奢りますぅ」
「うわあっ」
「おお」
男四人が、 子どものように、 はしゃぐ。
安西が笑って観ているのを、 柳子は視て、 潤滑ゼリー 1回の量 肩の凝らないいい環境だ、 と思う。
「何ごとについても、 まずぼくに相談してください」
いちばん年長らしい保田が言うと、
「あ、 保田さん、 先駆けはいかんですよ、 独り占めは。内藤さん、 みんなに平等に質問してください」
ひょうきんそうな渡辺が言って、 笑い声が展がる。
「新聞記者仲間というのは、 ざっくばらんで、 言いたい放題言って騒がしいんだ」と良三叔父が言っていたようないい雰囲気だなあ、 牛 精力剤 液体 と柳子はうれしくなる。この騒がしさが、 わたしの望んでいた生活環境なんだ、 と。
「どこに住んで居られるんですか」
三木が、 探りを入れてくる。
「それはいかん、 狼1号 それはだめだ。敵の砦に搦め手から攻め入ろうと考えるのは早計だ」
諸橋が、 講談本を読むような調子で言ったから、 いっそう笑い声が弾ける。
「わたしまだ、 搦め手も本丸も、 その砦がないんですぅ」
柳子が臆せず応じたから、 おう、 狼一号 とみんなが一斉に声を放つ。
「遊撃隊だ。手強いぞ」
「砦がないって、 どういう意味ですか」
保田が生真面目そうに問う。
「宿無しなんですぅ」
「まさか」
みんなが顔を見合わせる。
「嘘みたい」
三木が呆れて、 瞬きする。
「内藤さん、 ほんとうなのか。いままでどこに住んでいたの、 千田のところかい」
それまでみんなが姦しいのを黙ってみていた安西も、 女性でありながら、 まだ宿無しですと言う柳子に呆れた顔になる。働き口を決めるのが先だろうけれど。
「ほんとうですぅ。いままではサンパウロに出てきて最初にお世話になった石上さんのところでしたけどぉ、 今朝早く出てきて、 千田さんにこちらに連れてきていただきましたので、 まだ住むところは決めていないんですぅ」

漢方jp超能持久 この人じゃなく

川俣に断乎として宣言してしまった手前、 柳子を秘書として横に坐らせなくてはならなくなったことに、 みずから戸惑いを覚えながら、 内心の華やかさに、 ともすれば浮かびでる照れ臭さを、 隠そうとして隠し切れないのが、 椅子を音させて立ち上がったことに顕わになる。
なんだこれは、 初対面の女性が落ち着いているのに、 こちらが揚がっているとは、 といっそう安西は照れてしまう。
机を回って編集長室を出てゆく安西の後ろから、 柳子もついて出る。
「ああ、 保田くん、 三木くん、 そちらの渡辺くんと諸橋くんもこちらにきてくれないか」
安西が編集部員を集める。
仕事を中断されて、 不服そうな顔をするものはいなかった。
先ほど大法螺吹きの千田に連れられて入ってきた、 どうも新入社員らしい新鮮さを感じさせる中性的人物を評して、 声を殺して言い争っていたのだ。
上半身が扁平で青年に視え、 下半身が丸くて女性に視え、 つるっとした皮膚と、 角張った顔貌。男装の麗人か、 御釜的男性か。痩せて小柄で火星人のような人物の性別を、 間違ったものが「うどん」を奢るという賭けまでして。
「ええ、 みんな、 気を休めて聴いてくれ」
安西の、 「気を休めて」は「手を休めて」ではないのか。なんだか編集長のいつもの糞まじめさが浮わついているようだなあ、 と想いながら、 「あれは女性だ。腰の回りが男性じゃないよ」と言い張った渡辺が、 編集長の変な前置きから、 みずからの勝利をすでに察していた。
ほかの編集部員も、 いつもとは違う雰囲気に顔を見合わせる。
その雰囲気に、 安西への信頼が崩れそうな不安が視えた。
「この人は、 今日からぼくの秘書として働いてもらうことになった内藤柳子さんだ。編集の仕事もひと通り覚えてもらうから、 各自が受け持っている仕事を、 あらまし教えてやってくれたまえ」
安西は、 柳子を紹介したあと、 編集部員ひとりひとりの名と、 なぜだか保田と三木が既婚者で、 渡辺と諸橋が独身者であることを明らかにする。それは柳子が女性であることをいっそう意識してのように、 柳子にはもちろん、 編集部員にも、 聴こえた。
諸橋が子供移民で、 渡辺が二世であることも付け加えた。渡辺は日本語とブラジル語に堪能だから、 主にブラジルの各紙から必要なところを抜いて、 翻訳する仕事をしているのだと言った。
女性だったことが判明して、 わっ、 と歓声を上げたい気持ちを抑えきれなかったのだろう、 漢方 せいよくp 部屋中がざわめいた。
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柳子が一人一人に握手を求めてゆくと、 一人ひとりの握力に違いがあるのがわかって、 漢方 媚薬 それが一人ひとりの性格として伝わってくるのが、 おもしろいと柳子は思った。
「安田さんですねぇ。はじめまして、 わたしは内藤柳子です。どうぞよろしくお願いします」
すでにみんなが知っていることなのに、 柳子が丁寧に繰り返して自己紹介すると、 男たちもそうしなければならないように思って、 各自が自己紹介をした。
「あのう、 内藤柳子さんは間違いなく女性の方ですよね」
三木が、 わかりきったことに念を押したから、 ほかのものが、 漢方 発毛薬 わっ、 と笑い出す。
三木は三十歳になっていて、 既婚者である落ち着きを見せていたが、 そんなことを言うところに、 どこかしら世間ずれしていない純朴さがあった。
「はい、 いちおうそういうことになっていますけどぉ、 わたしはオトコオンナなんですぅ。中性ですからぁ、 男女の別は気にしないでくださいぃ」
柳子の物怖じしない応対に、 場の堅苦しさが一度になくなった。
うわあ、 やられたあ、 と言ったのは三木ひとりではなかった。みんなが声を合わせて言ったのだ。
「勝負は引き分けだよ」
そう言ったのも、 賭けに敗けた三木だった。
「ずるいよ、 三木さん」
渡辺が抗議する。
「でもこの人」
「わたしの名は、 漢方jp超能持久 この人じゃなく、 内藤柳子なんですけどぉ」
「あ、 すみません。内藤さんがみずから、 中性だと言ったんだから」
「でも名前は女性だよ」
言い合うふたりのあいだに分け入って、 柳子が、
「名前は出生届をするときに中性と書けないからぁ、 女性名にしたらしいんですけどぉ、 躰も性質もあきらかに中性なんですぅ」
「ええっ、 ほんとうですかあ」
「ここで服を脱ぐわけにはいきませんけどぉ、 間違いなく中性ですぅ。本人が保障しますぅ」
「でも、 まさか、 両性具有ということではないですよね」
渡辺が、 遠慮しいしい、 遠慮なく訊く。
「うん、 まあ、 それはいまのところ秘密ということにしておきますぅ」
そう言いながら、 柳子は、 両性具有ではないけれど、 クリトリスが日本人女性の平均よりも長いから、 感じやすいんだ。ガイジンの女には、 男のペニスのように長いものも居るよ、 と敬一が言ったことを思い出していた。